TENSEI塵語

2001年06月21日(木) 新入生校外合宿を潰す

昨夜は、久しぶりに「やまとなでしこ」の第2話を見始めて、
(「再び第1話」を書いて以来、つまり、その続き。ずっと気になっていた)
ついつい第4話まで見てしまった。
TUTAYAの「やまとなでしこ」コーナーの解説に、
「何度見てもおもしろい」と書いてあったけど、本当にその通り。

こういうメルヘンに酔っていると、現実が煩わしくなるものだが、
やっぱり、憂鬱な現実は襲いかかってくるもので、
きょうは職員会議で議長をしなければならなかった。
ただでさえ、議題が多いのが運営委員会でわかっているのに、
もうひとつ、ひょっとしたら大変な審議になりそうな項目つき。。。

その校外合宿を行うかどうかの再提案は、「来年は行わない」という形で提案された。
そのおかげで、会議の混乱は避けられたものの、それに不服な人たちからは、
「もっと有意義な代案を1年かけて模索する」
「来年入学の生徒が、自分たちだけこういう行事がなかった、と思うのはまずい」
などという意見が出た。
「教員の熱意が衰えたせいだ」と批判する人もいた。

私は司会しながら、そのすべてへの反論がすぐに浮かんだけれど、
意見を言うわけには行かない。
「今後の検討への参考意見」などと、彼らの意見をくくってしまって、
とりあえずきょうの議論をおしまいにしてしまった。

校外合宿なるものにこだわるよりは、学校祭にこだわった方がいい。
校外合宿で授業が潰れる分を、学校祭準備に回そう。
例年、授業時間確保、という名目のもとに、準備時間が虐げられている。
授業時間確保を強く主張する割には、校外合宿、修学旅行、遠足などには、
実は、授業を潰すほどの価値があるとも思えないのに、妙にこだわっている。
優先順位が違っているのである。


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