TENSEI塵語

2001年04月15日(日) 更新記録3

2001.4.14  「生活」にNo4、5をUp


さて、きょうは、新聞の野球欄を読んだら、書かずにいられなくなった。
昨夜は市吹の練習があったので、ラジオを聞き始めたのは
9回表に同点打を打たれたあたりからだった。
でも、きっときょうもサヨナラ勝ちだ、
きょうは、タイムリーヒットでサヨナラ勝ちだ、と信じて聞き続けた。
ところが、またしてもサヨナラホームラン、
今度は、松井は四球で歩かされて、清原のスリーランだった。

きょうの新聞には、これが「妻への誕生日のお祝い」になったと書いてあった。
こういう才能のある人はいいなぁ・・・と思ったのだが、
よくよく考えてみると、清原はこの日ここまで3三振でいいとこなしだった。
つまり、妻の誕生日でも、そのまま終わる可能性が高かったわけだ。
ところが、仁志がヒットで出て、松井が歩かされて(こちらは4四球だ)、
思いがけずもう1度チャンスが回ってきたのである。
「神さまのめぐり合わせだと思って」と本人談が新聞にも引用されている。
彼は、ふつうだったら3三振の結果だけで終わるはずだった。
「神さまのめぐり合わせ」も4三振の結果で終わるかもしれなかったし、
3三振+凡打の好機潰し、という汚名を背負って帰るのかもしれなかった。
たった一振りの球の行方が、天地の差をはらんだ彼の運命を決定する。
サヨナラホームラン、一躍ヒーロー、誕生日のお祝い、味方の勝利、、、
タイムリーで1点でもそれだけの栄光が与えられるのに、
サヨナラホームラン数歴代2位の記録まで獲得し、
歴代1位の野村監督の記録まであと2本に迫ったという。

プロ野球でも高校野球でも、野球の見せてくれるドラマは本当におもしろいが、
この波瀾の2試合は、思いがけずここに書きたくなるほどのドラマを見させてくれた。


 < 過去  INDEX  未来 >


TENSEI [MAIL]