2001.4.14 「生活」にNo4、5をUp
さて、きょうは、新聞の野球欄を読んだら、書かずにいられなくなった。 昨夜は市吹の練習があったので、ラジオを聞き始めたのは 9回表に同点打を打たれたあたりからだった。 でも、きっときょうもサヨナラ勝ちだ、 きょうは、タイムリーヒットでサヨナラ勝ちだ、と信じて聞き続けた。 ところが、またしてもサヨナラホームラン、 今度は、松井は四球で歩かされて、清原のスリーランだった。
きょうの新聞には、これが「妻への誕生日のお祝い」になったと書いてあった。 こういう才能のある人はいいなぁ・・・と思ったのだが、 よくよく考えてみると、清原はこの日ここまで3三振でいいとこなしだった。 つまり、妻の誕生日でも、そのまま終わる可能性が高かったわけだ。 ところが、仁志がヒットで出て、松井が歩かされて(こちらは4四球だ)、 思いがけずもう1度チャンスが回ってきたのである。 「神さまのめぐり合わせだと思って」と本人談が新聞にも引用されている。 彼は、ふつうだったら3三振の結果だけで終わるはずだった。 「神さまのめぐり合わせ」も4三振の結果で終わるかもしれなかったし、 3三振+凡打の好機潰し、という汚名を背負って帰るのかもしれなかった。 たった一振りの球の行方が、天地の差をはらんだ彼の運命を決定する。 サヨナラホームラン、一躍ヒーロー、誕生日のお祝い、味方の勝利、、、 タイムリーで1点でもそれだけの栄光が与えられるのに、 サヨナラホームラン数歴代2位の記録まで獲得し、 歴代1位の野村監督の記録まであと2本に迫ったという。
プロ野球でも高校野球でも、野球の見せてくれるドラマは本当におもしろいが、 この波瀾の2試合は、思いがけずここに書きたくなるほどのドラマを見させてくれた。
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