ずんだいありー
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2005年07月12日(火) 靴の修理はどっちの非?

ユナイテッドアローズで2ヶ月くらい前に購入したかなり細身の革靴の踵部分が
パカッと外れてしまった。帰り道にそれがわかって外れた部分がかろうじて残って
いたのでそれをもってこの前の土曜日、アローズへ修理をお願いしに行った。

たいして趣味のいい靴を持っているわけじゃぁないんだけど、足が極端に
小さいこともあって購入する靴には気をつけている。まず、サイズがちょっとでも
合わない靴はどんなに可愛いデザインでも買わない。店員が「中敷等を入れれば
イケちゃいますよ」っていうけれど、中敷を入れた靴は全体が盛り上がるだけ。
上下で圧迫してるだけなので前後のずりおちる感じを避けることはできない。
それを判ってるのか判らないのか売りたいココロで「中敷」と平然と言う店員の
言うことは信じられない。中敷って言った瞬間に踵を返したくなる。
自分に履ける靴がない、という事実をメイクアップされる感じが嫌だ。
逆に、サイズがぴったりで気に入ったものなら3万円以下だったら即買う。
それくらいのレベルだけれどそれでも気に入った靴を見つけられることは
年に数回くらいしかない。

まぁ、それはいいとして。

んでね、直してもらおうとした靴。買ってから10回も経っていないものだったの。
この前のユニクロネタじゃないけど、単純に「製造不良」だと思っててカネがかかるとは
つゆだに思わなかったわけ。自分が履きつぶした、とかそういうんじゃなくて
「剥がれ落ちた」っていう状態だったから。なんだけど、店員さんに話をしたところ
「お見積もりをしますが踵だけ張りなおしだと\4,000はかかるとおもいます」と言われて
ちょっとガクリ。

昨日、電話がかかってきたので修理についての説明を受けた上で、自分の使用状況と
思うことを伝える。

「まだ10回くらいしか使用していません、また、状況を見てみると自分の使用状況と
いうよりは接着不良等に拠るように思います。いずれにせよ、とても気に入っている靴
ですので修理はして頂いて履けるようにしてください。ただし、この部分が剥がれ
落ちた理由について再度教えていただけますか。理由が相当のものでしたら修理代金を
払った上でも履きたい靴なのでお支払いします。」

んで今日。

担当の方から連絡をもらう。
「この場合は、靴底の皮革素材が若干剥がれやすいものだったようでしてお客様でも
予測不能の案件でした。また、経年劣化的なものでもございませんのでこの修理に
ついては当店で対応させて頂きます。また、同じ素材で修理することになりますが
また、剥がれてしまう可能性があるので釘を打つことで両方の靴を修理させていただきます。
よろしくお願いいたします。」

きちんと理由を分析してくれたことと、一応、どちらに「非」があるのかを明確に
してくれたことがとても嬉しかった。実際、4,000円は払える金額。とはいえ、
きちんと疑問をぶつけてみるのは大切だなぁと。アローズでまた、買い物をしたくなったな。
んでもって面倒くさいだろうけれどこういう対応をしてくれるところはやっぱり好きだな。
とかいって向こうは「面倒くせー客だなぁ、4,000円くらいいいじゃん、やってやれよ。
んでもって絶対剥がれないように釘打ち付けとけっ!」とか思ってたりして。

昔はあんまりこういうところできちんとお店に対して不満や疑問をぶつけることができないで
いたけれど最近、特に営業に異動した数年の間にこういうことはきちんと説明できるように
なった気がする。強くなったなー。
「高いところからモノを見たようなコメントするね」と言われ始めたのもこのころから・・・。

二律背反な思い。


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