ずんだいありー
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1998年10月07日(水) デントウ

デンドウって言葉を聞いてどの芸能人を思い出すか?
天童よしみを思い出しているようじゃ甘い。

答えは水沢アキ。

それはNHK連想ゲーム。

中田喜子と加藤芳郎が対面に座り次々とヒントを出しながら回答者が答えを連想していく
という非常にNHKのクイズ番組の王道を行っていた番組だ。
我が家では小さい頃から日曜日は脱線問答・連想ゲーム・クイズ面白ゼミナールと
決まっていたので(もちろんその後は大河ドラマだ)私には非常に愛着の強い番組の一つ
でもある。

連想ゲームは面白い。
まず登場人物からして民放では絶対にないような人選である。
大和田漠。壇ふみ。坪内ミキ子。更にはいつもハイピッチな水島裕。このはのこもいた。
でも、今回の注目はゲストで登場した水沢アキだ。

連想ゲームは人のそれまでの人生を大きく反映させるゲームだ。
なにしろ自分の連想で答えを出すのだから。
「ヒカルゲンジ」と言われて「麻呂」というひとと「かーくん」と言う人がいるのも
その人の育った環境、時代、文化が異なるからだ。

ならば、私も連想しよう。水沢アキはきっと、その出演時に付き合っていた人がいたのだろう。
そしてその相手は非常にテクニシャン、もしくはチャレンジ精神旺盛でいろんなことを
水沢アキに出したり入れたりしていたのだろう。そして水沢アキもそれに完璧に応え、
心身共に満足した性生活を送っていたに違いない。
しかし、連想ゲームは彼女には出演するにはつまらない番組だった。
事務所が彼女がいない間に勝手に入れてしまったスケジュールだったのだろう。
水沢アキはいやいや出演した。
しかし、つい、番組の最中に、そのエッチな彼を思いだしてしまう。
そして早くこの30分の生放送が終わればいいとばかり思っていたに違いない。
気がつけば彼女の番が回ってきた。NHKのアナが紹介する。

アナ「それでは次、参りましょう。水沢さん、OXさん、水沢さん。」

水沢アキははっとした。あ、あたしの番だわ。
も〜、彼との昨日のプレイを思い出していたのにぃ。
彼女はさっと中田喜子のヒントに耳を傾ける。

中田喜子「デンドウ」

水沢アキは答えに詰まった。あせった。どうしよう。なんて言おう。
デンドウデンドウデンドウデンドウデンドウ・・・
早く答えなければ男性チームにピンポーンが鳴って替わってしまう。
答えられないなんて水沢アキのカラーにも傷がつくわ。
でも、答えが出ない。彼女の本能がデンドウと聞いて連想した答えを言ってしまった。

「こけし!」

水沢アキはあせった。
自分の本能が「デンドウ」から連想した言葉が「こけし」とは!
電動こけしは昨日彼がしつこくしつこく私を責めたモノだ。
昨日の印象が強すぎてつい出てしまったんだわ。
連想ゲームだからしょうがないわ。そうよ、仕方ないわ。
しかしこれはNHKだ。日曜団らんの午後7時台だ。
民放ではない。公共放送の電波だ。
彼女は自分の脳味噌の足りなさを恥じつつもなんとか残っていた1%の理性で答えた。

「伝統って聞こえたんです!伝統って・・!」

生放送は続いた。
番組はなんと終了したがそれ以後水沢アキのNHKの登場は無い。
殆ど。これからも当分無いかもな。

オカマノデンドウ、秘話でした。

(^o^)


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