〜社長と秘書の禁断ラブストーリー〜 2005年03月22日(火)
インデックスに反応してくださった方、ありがとう御座います(笑) 私、気づきました。うちはこれだけでいいんだ…!と。 牛子オンリーとかいってて他のCP予告もなくでてくるけどさ!(本当にな)itなんて牛尾と屑桐の仲あんなんありか!?てな感じだけどさ! 昨日は牛子祭り絵チャ一時間遅れで参加いたしました(ぐほっ)…それもこれも本屋へいくっていうだけだったのにユニク○までいってあまつさえスープカレーまで食べて(しかもその間道に迷ってて)最後にゃあ古本屋でハガレンとNARUTOの続きを探そうとした父が悪いんだ…! でもまあ探偵学園Qと岡崎さんの漫画買えたのはいいんだけどさ(こら) 昨日は楽しかったですvこれから昨日の絵チャログを初代保存係の和斗が投稿しにいきます。いや、でも一体どれを送っていいんだ…?ブルマは駄目なのか?(爆) 一応、社長秘書だけ送っておこうかと。これは送っていいってみんな了承してくれたような…。萌えましたよ、普通に。うっかりSSかんがえちった☆(☆じゃねえよ) ↓はじゅん嬢(普通に読むと「じゅんじょう」)と札幌での牛子トークですvBGMは牛子ソング!ということでした。 対談1ページ目 対談2ページ目 ――――――――――――――― そんなわけで社長×秘書パラレルSSです。(え、どんなん?) 牛尾カンパニーの社長室で子津忠之介は項垂れていた。 そしてその子津の前にいるのはこの会社の社長であり、子津が秘書としてつとめている限り直属の上司である―――牛尾御門だ。 普段は穏やかで部下のことも良く気遣うということで評判のいい牛尾だったが、今は違った。 「――上司の身の回りの事務処理も秘書の仕事の内だろう」 「も、申し訳ありません…」 何度目かの言葉を子津は口にした。牛尾は子津を社長椅子に座ったままこちらを睨んでくる。 普段は温厚なだけにこういう風に怒ったら、とんでもなく恐い。 「それができないんだったら秘書をやめなさい」 「…っ!それは…!」 「こんなミスをするようなら仕事は頼めないに決まっているだろう」 「もう二度としません!今度からは改めます、ですから、ですから…!」 辞めさせないでくれ、と牛尾に目で縋った。ああ、あなたの傍から離れるなんて、そんな。 牛尾はじっとこちらを見ていた。その緑色の目でまっすぐ見られると心の奥底まで見透かされるような錯覚に陥る。 けれどここで目を逸らしたら本当にクビにさせられる。それは嫌だと子津も負けじと見返した。 やがて牛尾のほうが目を逸らし溜息を一つついた。 「それならいい。―――仕事に戻りなさい」 「は、はい!ありがとう御座います!」 ぱあっと一転して顔を明るくさせて子津はお辞儀した。 首が繋がったことに泣きそうなほど感激しながら社長室から立ち去る。それと入れ違いのようにこれまた秘書である屑桐無涯が入ってきた(四人秘書がいてそのうち二人が女性で、残りの二人は子津と屑桐である)。 「やっと解放したんですか、社長」 「……その嫌味みたいな敬語やめてくれないか?二人きりの時は普通通りでいいと言っただろう?」 「まあ子津も子津だがな。お前と会見する奴らの名簿作りを間違うなんて…しかも明日の分だ。そんな仕事は秘書の基本中の基本だっていうのに……俺だったら3日間は会社にこさせない」 「後輩苛めはしないでくれないか?」 「教育っていうんですよ、社長。それとも子津だからしないでほしいんですか?」 わざと敬語を使って尋ねてやる。牛尾は拗ねたような顔をしてこちらを見返した。 「ああもう……本当やだったよあの子を叱るなんて……しかも泣きかけてるんだもん堪んないよ全く」 「片思いも大変だな」 屑桐としては社長が秘書―――しかも男だ―――を好きになるなんて事自体許せないのだがいつの間にか牛尾は子津にぞっこん(死語)だ。 仕事中もちらちらと子津の方を見るもんだから屑桐は度々子津に気づかれないように牛尾をこづいたり睨んだり叱ったり蹴ったり殴ったり(部下がすることじゃない)する。つまりは今の屑桐はお目付役のようなものになってしまっているのだ。子津がきてからというもの。 「そんなに好きなら言ってみればいいだろ。幸い向こうだって好意を抱いてるんだしな」 「子津くんのは憧れだろう?……僕とは違うよ」 自嘲するように牛尾は笑った。屑桐はそれを見て顔を顰める。 「まあいい……今日のスケジュールはここに置いておくからな。目を通しておけ」 「うっわあ読み上げるのが秘書の仕事じゃないのかい?というか、スケジュール専門の鳥居さんはどうしたの?」 「柿枝が今日休んだろ。その分の仕事を鳥居がやってる」 「ああ……働き者だね。子津くんも負けないぐらい働き者だけどね」 何を言っているんだコイツ……という目を投げかけながらも屑桐は「それじゃあ仕事に戻る」といって(じゃあ今の会話はサボリだったんかよあんたというツッコミは作者もしないでおく)社長室から出た。 社長室を出てすぐは秘書室だ。後れをとりもどうそうとノートパソコンに向かって躍起になっている子津を見て屑桐は首を傾げた。 「(こいつの牛尾に対する感情が、憧れか…?)」 はあ、とやっと一息ついて子津はパソコンから手を離した。 時計を見ればとっくに勤務時間を過ぎている。本来なら明日に回してもいい仕事だったのだがやはり昼間のミスもあって持っている仕事は全部片付けたくなったのだ。 それは海外へ派出している支社からの手紙が英語で書かれているため日本語に訳すというものだ。海外事業に関係するものは柿枝の仕事なのだが今日は柿枝が休みのため自分に仕事が回ってきた。 まだ社長はいるはずだ、と子津は訳したそれを持って社長室に入ろうとした。 軽くノックをしてから入る。ミスを注意されてから会っていないから、少しばかり緊張していた。 「失礼します」 牛尾は社長椅子に座りながらティーカップを持っていた。あれ、鳥居さんがいれたのかな…?と今日は早めに帰った鳥居を思い出しながら近づいて牛尾に手紙を手渡した。 「ああ、ありがとう…。別に明日渡してくれればよかったのに。―――君は本当によく働いてくれるね」 そういって牛尾はにっこりと微笑む。子津の心臓がズキューンと高鳴った。 何を隠そう、子津は牛尾が好きなのだ。社長を好きになるなどとんでもなく身分違いだと知っているのだけれど入社する前から牛尾の仕事ぶりを見て、感動してしまった。そしてほとんど一目惚れで恋に落ちた。 ああ、こんな人が本当にいるんだと、そしてこんな風に恋に落ちてしまうことがあるのだと、初めて知ったのだ。 けれども所詮身分違いの恋。秘書でいる限りいってはならない思いなのだ―――と子津が唇を噛み締めたとき牛尾が立ち上がった。 「もう勤務時間は過ぎているね」 「えっ…あ、は、はい。あ、で、でも残業手当とかはもちろんいりません!好きで残ったんですし」 「労働基準法に違反しちゃったら困るなあ…いや、そういうことじゃなくて、ね?」 牛尾は少しだけ苦笑するような―――困ったように笑いながらこちらを見た。 きょとんとしてまるで分からない子津に子どもに笑いかけるように柔らかく牛尾は微笑む。 「僕が紅茶をいれるのが趣味だということはしっているだろう?」 「はい!社長の好みを知っておくのは仕事の内なのでもちろんです」 「……肝心な好みが分かっていないけどね」 「え?」 ぼそっと呟いた牛尾の言葉が聞こえず思わず聞き返してしまうが牛尾はなんでもないと手をふった。 「いや、いまのは関係ないよ。まあだからね、よかったら僕のいれた紅茶を飲まないかい?」 一瞬言われた言葉が理解できなかった。理解した途端かああっと顔が赤くなる。 「え、ええ!?そ、そんな!社長にいれてもらうなんて…!!」 「もう勤務時間を過ぎているんだから社長と秘書なんて関係ないよ。それとも僕なんかといないでさっさと帰りたいかい?」 「いえ、そんなことは…」 あるわけがない。むしろもっとずっと一緒にいたい―――と心の中で呟く。 けれどその呟きが聞こえるわけもなく、牛尾はにっこりと爽やかに笑った。 「それなら、いいだろう?」 そんな笑顔でいわれて断れるわけがない、と子津は観念した。 ―――あきらめようとした恋なのに、それもさせてはくれないこの人を恨みながらも―――更に好きになりながら。 ++++++++++++++++++++++++ は、こういうのを牛子祭りに投稿すればいいのか!?(今更) 因みに、スケジュール担当は凪、海外事業担当は(主に語学を必要とする事務)は柿枝、その他雑用は新入りの子津です(笑) 屑桐は?と聞かれたら、彼は秘書なんてものじゃなく「側近」です。むしろ牛尾の右腕的存在。彼の一言は社長の一言。影の実力者と周りからいわれる存在で、絶対的な信頼を牛尾から受けているのです!(熱くなるな) そして牛尾が「敬語を使うな」といったのは彼らが学生時代の頃からの親友だからなのですよv さすがに秘書の仕事はよくしらんので(じゃあなにならしってるんだ)勉強してきます。でも憧れるネ!秘書!背がちっこいからスーツとか似合わないけどさ(そこが問題か!?) |
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