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天竜



 ローレライ

観てきましたよ映画ローレライ!
もうね、初っ端浅倉が出てきた時点でヤバかったね涙腺が。あれなんですよ、映画も確かに良かったんですが、原作を読んでると例えば浅倉なら浅倉がああいった行動を犯すまでの経緯がはっきり解かるじゃないですか。だからそれを思い出して泣けてくる。パウラが出てくれば、収容所で起こった出来事や、フリッツのことを思い出してまた泣けてくる。それの繰り返しでした。
映画はですね、そういった意味で映像のインパクトは圧巻でしたし、俳優さんたちの配役も良かったですし、想像以上の出来だったと思います。
ただね〜、残念なのが上手い具合にごまかされてしまったラスト。すごく綺麗に終わってしまって、彼らが最期で見せる戦争の悲惨さや、彼らの命を犠牲にして成り立つ現代という流れがね〜、希薄になってしまって個人的にはちょっぴり残念かなと。でももちろん、映画は映画ですごく解かりやすいストーリーになっていて良かったんですけどね。

それほど期待していなかったローレライがこの出来だと、亡国のイージスが本当に楽しみ。原作への思い入れも強い作品なので、あの読了後に味わったなんともいえない清々しい感じをぜひとも再現して欲しいところですね〜。楽しみです。

2005年03月07日(月)
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