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天竜



 LJ観ましたヨ!

今日映画「レディ〜」を観に行ってきました。
ええーっとですね、感想は「映画と原作は違うべさ!」と十二回唱えて映画館に足を踏み入れれば、それなりに楽しめると思います。

でもね〜、あのね〜、あの尻切れトンボ具合は、カルシウム小僧といい勝負ってな感じでしたね。私は原作を読んでいるからまだ分かるけれど、これ、原作を知らない人が観たらちんぷんかんぷんだと思いますヨ。
そもそも最初から言わせてもらえれば、半田が合田に執着する理由がものすごく曖昧だったので単なる白ズック偏愛者にしか見えないし、合田も合田で陰気な青年という印象しか残らない。せめて半田の心を射止めたあの「自転車、買い物袋、ギター(じゃなくてバイオリンだった)にきらきら笑顔」くらいのサービスは欲しかったですよね〜。

そしてレディが人形だったです。もちろん演じているのは役者ですが、あの原作のような激しさというか強い意思表示がまったくなく、人形のような大人しい障害者になってしまっているので、レディの父親の苦悩もいまいち伝わらない。置き去りにしたことで単なる不肖親のレッテルが残るだけ。

まあーね、言い出したらキリがないですが、全編を通していえるのはひとつだけです。

義兄がいないLJなんて味噌を入れ忘れた味噌汁みたいなものなのよ!

味気ない、物足りない、暖まらないし、切ない限り。

でも、ヨウちゃんが可愛かったのですべて許します。もっとそっけない感じに仕上がっていれば最高だったんですけどね〜。

2004年12月12日(日)
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