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■ 「風」を読みつつ
百器徒然袋「風」を読みながら、それとは関係なく「陰摩羅鬼の瑕」のことを思うのですが、やはりこの作品、もちろんひとつの完成されたストーリーとして充分に楽しませてもらったのですが、今までの京極シリーズと比べ合わせてみても、どうにも腑に落ちない部分が多い。で、これは京極先生の策略なんじゃないかと思うんですよなんとなく。この陰摩羅鬼の瑕は“前触れ・前兆”あるいは“ふせん”またあるいは逆に“余韻”みたいなものなんじゃないかと。
どう考えても榎木津の名前が間違っていたことや、最初から犯人が解かるようなストーリー展開だったこと、榎木津の視力が失われた件での前後のフォローが少ないこと。あの緻密マシーン京極先生が、あえてそう書いたとしか思えないんですよねー。考えすぎかなあ〜。
まあとにもかくにも、総合的に榎さんはサイコーだということなのです。すなわち、京極が沼上君に善く榎さんの噂をしてのろけているということなのです。
ああ!なんだか榎京書きたくなってきちゃったヨ!
追記。伊坂先生の「チルドレン」が直木賞候補作品になりましたねー。受賞できるといいですね。発表が楽しみダ!
2004年07月09日(金)
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