やくざ風味の日記
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2006年11月22日(水) |
夢追い人って胸キュン?!野球漫画は『メジャー』だけではないぞ。少年たちよ!! |
日本の誇る大投手、松坂選手のメジャー移籍が正式に決定しました。 また、同じく阪神の大エースだった井川選手もメジャー挑戦します。 ここ10年くらいで、続々日本人選手のメジャー移籍が決まり、ずいぶん「メジャーリーグ」が身近になった感があります。 一昔前は日本の野球少年の夢といえば、甲子園で優勝してプロ入りし、そこで活躍することでした。(ドカベン世代)しかし、今や野球をやるものの最終目標はメジャーリーグまでランクアップしたようです。 しかし、メジャーで一旗上げるような選手(イチロー、松坂、野茂など)は、もともと選手としての高い資質を持ちながらも、日本のプロ野球で活躍しながらキャリアを積み、経験的にも年齢的にも十分キャリアを積んでからメジャー挑戦しています。 マック鈴木のようにいきなりメジャーからというような選手もいますが、未だそうした選手で第一線で活躍したものはいません。 やはり日本人にとって、野球の最高峰メジャーリーグははるか高き頂と言っていいでしょう。
んで、いきなりですが『ドリームス』という野球漫画をご存知でしょうか。 マガジン増刊で、野球漫画作家のビッグネームの一人、七三太郎氏が描く高校野球を舞台にした漫画です。 この漫画の主人公、久里タケシ(字わすれた)は、天才的な資質と実力を持っているプレイヤーである。本来ならスカウトの手数多のはずなのだが、彼には大きな問題があった。野球に関して妥協がなく、監督や先輩にも数々の暴言を吐き、しょっちゅう試合中に乱闘を起こすなど精神面と態度的に問題ありありの選手なのだ。才能はあるが厄介な選手と判断され、久里はどの高校のセレクションからも落とされてしまう。 しかし、ひょんなことから久里のプレーを見た夢の島高校の工藤監督は、実際に暴れ周り試合をめちゃくちゃにする場面を見ながらも、他を圧倒する久里の素質に惚れこみ彼をスカウトする。 かくして問題選手と変わり者監督のコンビが誕生する。 夢の島高校野球部に入部した久里は、トラブルメーカーとして数々の問題を起こしながらも、その圧倒的な実力で強豪校を次々と撃破。見事、甲子園の切符を手にしたのである。 そんな彼の目標は甲子園を優勝(圧倒的なパフォーマンスをみせて)し、スカウトを受け、高卒でメジャー選手となることなのだ!! 『ドリームス』はそんな彼の姿を描いた物語なのだ。
んで、この漫画実に凄い!! 何が凄いって大体一試合に一個は魔球が投げられるのだ!! 一応投げ方解説してくれて、なんだかちゃんと根拠のある球らしく描いてあるがその真偽は不明である。 地区予選編ではまだそこらへんが抑え目にしてあったようだが、甲子園に着てからはエンジンブルブル絶好調!! 一試合目の優勝候補・神戸翼成との試合では、久里の投げる「ホントにホップするストレート」対翼成のエース(名前忘れた)の投げる150キロのナックル「魔球コーベ」の激闘!! 二試合目はホームラン打ったらバックにカツオの群れが飛び出てくる高知代表に対して「魔球ブラック」で撃破!! 大昔の野球漫画『巨人の星』の星飛由馬なんかは、大リーグボール一個考えるのに壮絶な特訓してたもんだが。(ちなみに三号の投げすぎで引退) もう試合ごとに新魔球ポンポンポンポン。 時代は変わった………… んで、彼らの言い分だとそういう常識はずれな怪物が集う場所が甲子園であり、甲子園に出てくるやつらは当然そんなことをしちゃうそうなのだ。 うーーーん、甲子園のハードルも知らない間に変わったんだなあ……
んで、今本誌では甲子園三回戦、青森代表試徳館と試合中。 こことの試合は栗にとっては因縁の対決なのだ。 なぜならここの監督は、久里が幼いころ、野球の英才教育といってほぼ幼児虐待チックな特訓を散々久里にかました挙句「お前は欠陥品だ」とご無体な言葉を残して家出した父親が監督を務めるチームなのである。 そしてそのチームのエースは、その父親が「完成品」と太鼓判をおした天才投手・名倉。 試合開始から久里の「魔球エンジェル」と名倉の「魔球1.7」が激突する。なんでも、メジャー基準でつくられている魔球だそうな。 天才的な野球眼で、「魔球1.7」を攻略した久里だが、名倉は焦ることなく更なる魔球「セーリングボール」を投げる。 風の力でありえねえ変化をする球らしい。 これには久里も大苦戦。 そうしているうちに自分の魔球も攻略されてしまう。 が、やっぱり焦らず新魔球「ミーティア」を披露。 うーん、イタチゴッコ。 まるでしりとりのような展開で試合は進められる中、いよいよ今月号でセーリングボールを捉えた久里。 打った打球はスタンドへ一直線かと思いきや、
「ファールになれ」
と謎の絶叫。 そう、久里はまだ名倉に奥の手があることを見抜いていたのだ!! セーリングボールを打たれたことで、いよいよ最後の奥の手を出すことを決意した名倉。 その魔球とは、風で変化するセーリングボールの究極進化形。投げた本人もどこに行くのかわからない無限の変化をみせる魔球。 その名も!!
「いくっぺ!!名付けて『嵐!無限球』!!」
嵐!無限球!! 嵐!無限球!! 嵐!無限球!! 嵐!無限球! 嵐!無限球 嵐!無限 嵐!無 嵐! 嵐
………ごめん名倉君。笑いが止まらないんですけど。 普通に驚いてる周りの人々のリアクションがまた…… 昔のコロコロコミックのスポーツ系漫画に出てきそうな名前だ。 ドッジ弾平とかね。 ネーミングセンスもメジャー球に厳しくしてほしいと思った今日この頃でした。
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