2009年08月23日(日)

合縁奇縁

人と人との縁というのはつくづく不思議なものだと思う。出会うこと自体が奇跡的な確率だし、出会ってもそのまま忘れ去ってしまう人も多い。覚えていたとしても「あの人は今どこに」状態で縁の糸が切れっぱなしの人もいる。思いがけなく糸がまた結ばれることもあって、それはそれで不思議。

高校時代の知人と会った。若い頃の自分をそのまま、ガラス瓶に詰めて持っていた。本人がすっかり忘れていることを、他人が覚えているというのは、酔っ払って記憶を失ったときのようなコワさがある。

この間の初恋の彼のときも思ったけど、誰かの人生の１ページに脇役として自分が登場しているというのは、とっても不思議な感覚だ。しかもその人の人生に影響を与えているとなると、若い頃の言動とはいえ責任を感じちゃう。

初恋の彼は、私と別れた後「もっと人生経験を積まなければ！」と思って、ずいぶんとオンナ遍歴を重ね、そのことで周りからデビルと呼ばれたらしい。それって私の責任？　でもその時期が人生でもっとも楽しかったらしいので、それはそれでよかったのだろう。彼にアソバれた相手の女性には気の毒だけど、私はそこまで責任取れないよ(笑)

昨日会った方も、高校時代の出会いが大きなインパクトだった、と。そこからの連鎖で今のお連れ合いと一緒になったということのなので、それはそれでよかったのだろう。「風が吹けばおけ屋が儲かる」的な連鎖かな〜とも思ったけど(笑)

さて、私の人生のページもまだまだたくさん残っている。この先、どんな人物が登場するのか、楽しみだ。再登場もウエルカムだけど、新たな人物も出てきてほしいぞ。