今日の用事の1件目は、家具の再生屋さん。古い本棚を再生して、食器棚に使いたい。見積もりに来てくれた家具再生屋さんは、おおらかな暖かな感じの40代くらいの男性だった。家具屋さんだと思って接するからか、“木工やってます”という雰囲気がする。
うちの椅子をほめてくれて、 「いい椅子ですね・・BC工房のような感じ・・」 「当たりです。」 「そうですか、同期がBC工房に勤めていたことがあって。」 そうそう、BC工房の人たちも、この男性のようなタイプの人が多かったな。森の人という感じ。
次の要件は、庭木の伐採の見積もり。こちらは20代後半か30歳くらいの男性。庭師の格好が決まっている。私は実は職人のユニフォームに弱いのよね。木を見て、写真を撮って、幹回りを測って、周囲の状況をチェックして。クールで無口な職人の雰囲気だ。もしかしたらシャイなのかもしれないな。見積もりは、端整な字で丁寧に書いてあった。
最後は、茶道具・壺類の買い取り屋さん。40歳くらいだろうか。白いワイシャツにダークスーツ・ネクタイ姿だが、会社員という感じではなく、やはり商人の雰囲気。素早い手つきで茶道具の箱を開けて、器を見て、また箱にしまい、紐をかける。しかもメモも取らずに次から次へと品物を検めていく。頭の中でどんな計算をしているのかしら。
買い取りの話がついた後、運び出しの時には少しリラックスして、会話も弾んだ。いろんな人と接していろんなものを売り買いしているだけあって、モノについて話題が付きないしなんでも知っている。助手の男の子に指図しながら、はさむジョークも軽妙だ。
三種三様、それぞれにさすがその道のプロって感じで、素敵な人たちだったなあ。
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