2009年01月21日(水)

“女の園”は不安？

遠くの職場の後輩女性が、近々異動するという。自分の意思と希望ではなく、いわゆる一般的な配置転換だ。彼女は、入社以来、ずっと実験系の職場にいたのだが、今度の職場は技術系管理部門でデスクワークなんだって。

同じ社内とはいえ、職場が変わり仕事が変わるというのは誰でも不安なものだ。ましてや、ワークスタイルが大きく変わるのだからねえ。

でも、彼女の不安の要素は、その職場が“女性の園”だということ。たまたまその技術領域は女性が多いということもあって、なんとなくあそこの部署は昔から女性比率が高いのよね。でも、それが彼女にとっては心配なんだって。「女性社員同士の人間関係の難しさがあるんじゃないか」と。

彼女の心配もわからないでもない。理系の女性の場合、大学はたいてい男子校みたいな環境だし、そんな中で学生生活を送って、会社に入っても技術系職場で上司・先輩・同僚がみんな男性ということも珍しくない。

だから、女性比率の高い職場なんて想像もできないし、女性の多い環境にいると、かえって緊張してしまうのだろう。女性の職場というとＴＶドラマで見るような意地悪な先輩がいたり、あるいは同僚同士いがみ合っていたり、そういうイメージがあるんだろうな。

自分自身が女性なのに、女性の多い職場環境を不安に思うというのもなんだか不思議だけど、つまり、それだけこの会社は男社会なんだろうな。