tama * fuwari

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2008年10月18日(土) 初恋の思い出

心の片隅にしまって忘れていた箱を、思いがけず開けることになった。

女子校の中学3年だった私は、試合会場で見かけた男子校の男の子に一目ぼれ(?)した。彼とはまったく接点がなく、私が勝手に盛り上がっていただけ。あまりの盛り上がりに、同級生が、いとこが彼と同じ学校だということで、住所と電話を調べてくれた。で、なんと私は見ず知らずの男の子に年賀状を書き、勝手な告白をした。なんて大胆なんだろう!

そして初めてのデート。お付き合いといっても、映画を見てコーヒーを飲む程度。しかも年に1回くらいしか会わなかったような気がする。出会った頃には少年だった彼は、高校卒業の頃にはピカピカの青年になった。そのピカピカさが、私にはまぶしすぎ、照れくさく、大胆だった私は急に臆病になった。

若いころは、変なところに大胆で、そのくせ変なところに臆病だったりする。素直になれず、自分や周りに小さな嘘をつく。つまらないことを大切にして、もっと大きなものを失ったりする。この思い出を心の奥にしまうことになったのも、人を傷つけたという自覚があって、人を傷つける自分に目をつぶりたくて、忘れたふりをしていたんじゃないかな。

でも、今になって、ようやく、若さゆえの未熟な言動も可愛く感じ、あの思い出も懐かしく感じる。人を傷つけておいて、良い思い出というのも失礼な話かもしれないが。

私がこうしていろいろな人を懐かしく思い出すように、どこかで私を懐かしく思い出してくれるのかな。そのときに、その人の心が少しでも暖かくなると良いのだけど。

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