tama * fuwari

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2008年02月05日(火) 性別情報は不要

社内のある部門の課長(♂)から相談を受けた。あるテーマについて社外からベンチマーキングの依頼が入ったので、社内の専門家を探しているという。誰か知らないか、というのだ。

ふと、知人(♀)のことを思い出し、打診してみたら、検討してくれるという。依頼元の課長とメールと電話で何度かやりとりし、最終的に、彼から彼女にコンタクトしてもらうことになった。

さて、この事前のやりとりの際に意識して注意していたことがある。引き受け手の知人の性別を、依頼元の課長に伝えなかった。「その方は女性で・・・」とはもちろん言わなかったし、知人のことを指して言うのに「彼女が・・」と言わず「その方が・・・」と言って、性別を消した。

実は、こういうとき、私の周りの人たちは、必ずといっていいほど「○○さんという女性の課長でね・・・」というように性別情報を加える。もちろん男性のときには「○○さんという男性の課長で・・・」とは言わない。女性のときだけ性別情報を加えるのだ。

この会社では“女性”で“管理職”や“専門家”というのが珍しいので、ついそういいたくなってしまうのだろう。でも、言われるほうとしては良い気持ちがしない。なんでその話に性別情報が必要なのか。性別情報は不要じゃないか。

だから、こういう場面で自分自身が話すときには性別には触れるまい、と強く意識した。意識しすぎかもしれないが、そのくらいのほうがいいのさ。

ある分野の専門家の管理職ときいて、依頼元の課長はたぶん勝手に「引き受け手は男性」と思い込んだだろう。最終的に引き合わせる直前のメールで、引き受け手のフルネームを伝えたので、それを見て「あ、引き受け手は女性だったのか」とわかっただろう。

性別で先入観を持たない意思決定をしてほしい。そのためには、不要な性別情報は流さない。そのことを意識しなきゃならないのが、ちょっと残念。無意識に実践できる風土になるといい。

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