tama * fuwari

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2007年07月18日(水) 出すぎた杭は打たれない

それは私がすごーく若かった頃のこと。

私が属していた組織(=学校)は、とても個性的な人が多かった。その中で過ごしているときには気がつかなかったが、個性を伸ばす組織だった。そこにいるだけで、お互いに刺激しあって、無意識のうちに自然と自分の個性を伸ばそうとしていた。

そのせいか、その次に属した組織では、私は存在するだけで目立っていた。刺激を感じる人も少なかった。そのためか、私の中の個性を伸ばそうとする機能(意識といったほうが良いのか)は、自然と衰えてしまったように思う。

その後に属した組織でも、私は特殊な存在だった。存在の特殊さは、自分が作り出したことでもあるのだが、目立たないように、縮こまって暮らしていたように思う。

今考えると、あの時期、もっとのびのび暮らそうと思えば出来たのかもしれない。誰から叩かれた訳でもないのに、何かを怖がって、自分で勝手に天井を作って、小さな部屋の中で背を低くして過ごしていたような気がする。

怖がることなんか、何もなかったのに。出すぎた杭は打たれなかったのに。後悔というほどの気持ちはないが、ちょっとだけ残念。

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