たりたの日記
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2018年08月07日(火) 味の記憶

今日、アマゾンに注文した、「竹八漬け」が届いた。貝柱の粕漬けで、佐賀県の名物だが、ふと、子どもの時に食べた 「竹八漬け」の事が頭に浮かんだ。両親の郷里が佐賀なので、お土産や親戚からの荷物の中にたまに入ってたもので、子どもの時にこれが好きだったという記憶はない。だから、大人になってからは食べる事もなく、このあたりで見かけることもなく、自分では買ったこともないという食品だった。
それなのに、突然、あれがあればご飯を美味しく食べられる!と思ったのだ。まさか、ネットで買えるとは。見たところ、昔のままの様子をしている。まずは取り寄せてみたのだった。

ご飯の上に載せて 美味しく食べられますようにと祈るような気持ちで口に入れる。
「美味しい!」
目を閉じてうっとりしながら食べている自分が不思議で、また、何とも有り難かった。
いつもお茶碗に半分の量のご飯すら食べられないというのに、何とお代わりまでしたのだから。

それにしても不思議だ。子どもの頃食べていたものの記憶が、このタイミングでわたしを助けてくれる。
他にも探したがまだ見つけてないものもある。
例えば、これも佐賀名物のカニ漬け、大分の鮎のうるか。くじらのベーコン。親の好きな物には違いなかったが、子どもの頃は少しも好きでなかった珍味の類いなのに、おかしなものだと自分でも笑ってしまう。
舌の記憶の不思議?
単に味覚の記憶というのではなく、その当時の無意識の内にも幸福感を感じた何かしらの記憶と結びついているのかも知れない。

なんだかとても長い前置きとなったが、今日はご飯を美味しく食べることができて感謝!


たりたくみ |MAILHomePage

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