たりたの日記
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2008年02月11日(月) |
結婚記念日はラクーアで |
「ねぇ、どうする?11日の結婚記念日。」 きっと同居人はこれと言ってプランはないだろうと、わたしは二つの案を持ちかける。 「越後湯沢に雪見がてらに温泉と、後楽園のラクーアに本読みがてら温泉とどっちがいい?」 という事でラクーアに決まり。
11時前にラクーアに着いたが、いつものごとくすでに待ち人の列。岩盤浴のフロアーは随分混んでいたものの、何とか二人が滑りこめるスペースが空いたので、そこでお互い本を開き、それぞれの世界へ入るといういつものパターン。わたしの入り混んでいた世界は、勉ゼミの次回のテキスト、折口信夫の「死者の書」。一度通読した時にはあまりに難しく、これは英文の本より難しいと感じたが、二度目はかなりその世界に入り込み、そこが岩盤浴の場所という事をすっかり忘れるほどだった。 もうそろそろお昼にしようかとその場を出てみると、時計は2時半を回っていた。まだ1時かそのくらいと思っていたのにと二人とも時間の感覚を失っていたようだ。
ラクーアの中の食事処で豆腐料理の懐石とビールと焼酎。今日は特別禁酒を解いて。ところがここ5日間、禁酒していたせいか、昔の飲めない状態に戻っていて、顔は真っ赤になるし、足元はふらふらするしで、とても温泉どころではない。リクライニングシートが並ぶ休憩フロアへ。しかし席はすべて埋まっていて、通路に座っている人もいるほど。ところがラッキーにも目の前の席が空いたので、そこへ滑り込み前後不覚に眠りに落ちる。夢の中では英語クラスの子ども達とバレンタインカード作りをしていた。夢の中で明日のクラスの予習をしていたらしい。 その後、また温泉やサウナを繰り返し、8時に出る。帰りに明日のバレンタインパーティーのためにチョコレートをどっさり買い込み、食事をして帰宅。
いったい去年の今日は、その前の年はどんな事をしたんだろうと日記を繰ってみた。一昨年は25周年の銀婚式だったから冬の箱根へ一泊旅行をしたのだった。去年は日曜日だったから午前中は教会で、午後は2月末のダンスのステージ向けての合同練習だった。2006年2月11日日記にはストロング・ウェイという、言ってみれば我々の出会いからこれまでの歩みを綴った文章が載っていた。この事も、日記を見返すまではすっかり忘れていた。今日書いた事だって、来年の記念日にはすっかり忘れていて、何したんだっけとここを見るのだろう。そのためにも書いておくことにした。
夜次男から電話があり、大学の卒業式が3月25日だと言う。彼の入学式には行けなかったから卒業式には出かけるとしよう。これは、我々の子育て終了という意味の卒業式でもあるもの。そういえば、この日記を始めて間もない頃、長男の大学の入学式で、これはわたしにとっても入学式。育児は生き直しだからわたしはもう一度大学生の自分を生きようというような事を書いた。あれから7年。確かにこの7年は第二の青春という感じだったな。いろんなチャレンジや出会い。勉強もしたけど酒も飲むようになり山へも行くようになったのだもの。そうすると、次のステージは?息子達が社会人として頑張っているのならわたしも仕事にエネルギーを注ぐ時期となるのだろうか。少なくとも彼らが結婚し、わたし達に孫ができるまでは仕事の時期となるのだろう。
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