たりたの日記
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2007年08月17日(金) 奥白根山へ登った日

わが教会の美人牧師Y女史から山へ連れていって欲しいとの要望があった。yさん、山は高尾山以外は登った事がないというし日頃それほど運動している様子でもない。はてどこの山がいいだろう・・・
 ここ1,2週間いろいろとリサーチし、本人の希望も聞き、日光の奥白根山(2578m)に決定。奥多摩の山は低くてお手軽だが、低山はこの時期には暑くてまずは楽しめないし、熱中症や熱射病の心配もある。とすれば日帰りで行ける2000m意以上の山で初級者向の山。
 日本百名山の本から草津白根山と奥白根山を選んだところ、草津白根は高低差があまりなく山登りしたと言う気分になれないということで奥白根山に軍配が上がる。

 週間天気予報では晴れ。昨日の朝の予報は晴れのち曇り。
ところが昨夜の夜中に天気予報を再度チェックしてみると昼の12時以降からずっと弱雨!今から予定変更という訳にも行かない、取りあえず強行。

 6時に彼女の車で大宮を出発し、登山口の丸沼高原スキー場に9時頃到着。ロープウェイから降りた山頂駅で山頂の具合はどうですかと係りのお兄さんに尋ねると
「もう、ここまで雲が降りてきてますからね〜。上は風も強くかなり寒いですよ。それに午後からは関東の山はどこも雷の警報が出ています」
と出鼻を挫かれるようなお答え。わたしは内心うろたえたものの、山は初めてという彼女はまるで平気なおももち。では行けるところまで行きましょうと歩き出す。

 しんとしたオオシラビソの森をぬけ、一面のお花畑を通り、やがて森林限界。火山特有のザラザラと靴にめり込むような砂地の斜面を歩く。幸いな事に雲がさっと晴れて一瞬山の姿が前方に浮かび上がる。わずかだが青空ものぞいている。

あぁ、しかしこの風の強さといったら。火山特有の谷から一気に吹き上げてくる、息をすることも遮られるような一軍の風。しかしこのワイルドな風が好きだ。身体の中をすっかり入れ替えてくれるような気がして深呼吸をしながら進む。

 正午にめでたく登頂!9時20分に歩き始めたから、コースタイム通りの2時間40分。
しかし山頂は寒い!防寒着が役に立った。凍らせたペットボトルはザックの中で凍ったまま。何と言う判断ミス。お茶よりも暖かいコーヒーが欲しいほどの寒さだというのに・・・

 ともかく山頂でお昼も食べる事ができた。後は天候が崩れる前に一気に下山。2時間ほどで山頂駅に戻り、山麓駅のセンターにある温泉にドボン!
温泉から出ると外は雨。お天気、持ってくれてありがとう。


 「すごく良かった。月に一度は行きましょう!」とYさん。
山女がまた一人増えるのかも。

( ミクシー日記より )


あそこ、ここで咲いている黄色い花はミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草)らしい。














































 


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