たりたの日記
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2006年08月26日(土) 那須岳縦走

<写真は茶臼岳山頂・撮影はシャルさん>


この日、予定通り、那須岳縦走を果たしました。
コースは茶臼岳→朝日岳→三本槍岳。
去年はキッズやママ達ともいっしょに、ロープウェイで山頂駅まで行き、そこから茶臼岳までの往復を楽しみましたが、今年は茶臼岳コースと縦走コースに途中で分かれるということにし、やすさん、なおさん、シャル、ふみさんとわたしの5人で出かけました。

7時起床。わたしとやすさんは夜中の2時には寝たものの、残り3人は明け方の5時まで話ていたらしいからわずか2時間の睡眠。でも、いつもハードなダンスや運動をこなしているから全然平気な様子。
宿を8時過ぎに出て、9時発のロープウエイに乗り込みました。

天気予報によると今日のお天気はあまりかんばしくないもよう。前日は夕方からずっと雨が降っていて、山は無理かもしれないと思っていたくらいでしたから。でも朝には雨も上がっていたのでとにかく出かけたのです。

山頂駅はガスっていて目印も見つけられないほどで、最初牛ヶ首の方を回るルートを歩き始めてしまい、途中で引き返し、茶臼岳へ向かいました。
深い霧はひんやりと冷たく、山独特の冷気があります。
去年山頂で土砂降りの雨にあって、雨に濡れながら下山した事などを思い出しながら霧の中を進み、ほどなく山頂。

晴れていれば360度の展望が開けているはずですが、今年もそれは望めませんでした。
時間はまだ11時前、やすさんの勧めで獲りあえず、朝日岳への分岐点、峰ノ茶屋避難小屋まではみんなで歩いてみようということになりました。
この頃なると霧がすっきりと晴れ、目の前に朝日岳がくっきりと見えます。広がりのあるなんとも気持ちの良い眺めが広がっていました。

さて、始めの計画ではここでやすさんとわたしだけ先へ進み、他の3人は下山する予定でしたが、やすさんの熱心な(強引とも言える)な勧めに折れた3人は、スニーカーと軽装のハイキングスタイルで朝日岳まで行くことになりました。
ガイドブックには、<クサリ場、ヤセ尾根、足元に注意>とあり、<アルペン的なピーク>とありましたが、山登り気分を味わえるものの、スニーカーでは大変だろうなと心配でしたが、さすがに日頃鍛えている面々、軽快に山頂をクリアしたことでした。

目の前の茶臼岳を眺めながらやすさんとわたしの持参したお握りやカップ麺をみんなで分けて楽しいピクニックをしたことでした。
「ここでお昼寝したいくらいですね」とシャルさん。
ほんとに、すっきりと晴れ渡った空と澄んだ空気と優しい陽射しのその場所はお昼寝にぴったりという感じでした。

、<写真は朝日岳から茶臼岳を臨む・撮影はシャルさん>


さて、3人は来た道を峰ノ茶屋避難小屋まで戻り、その後はロープウェイを使わずに山麓駅まで下山することとし、わたしとやすさんは、三本槍岳を目指しました。朝日岳から三本槍岳まではおよそ一時間くらいの道のり、それまでの険しい岩登りとは違って、穏やかな地形で、シャクナゲやゴヨウマツに覆われた道を行くハイキングのような行程でした。おしゃべりする余裕も十分にあるほど楽チンな道で、あっという間に三本槍山頂。
やすさんがお湯を沸かしてくれ、コーヒーを飲みました。

ここまではルンルン気分だったのですが、思いの他大変だったのが、岐路。登る時にはそれほど感じなかったクサリ場やヤセ尾根が疲れた足には堪え、峰ノ茶屋避難小屋から山麓駅までの下山は何とも歩きにくく、いくら歩いても終わりにならないような気持ちなりました。
ひとつには雲行きがあやしくなったので、先を急ぎ、休みを取らないまま3時間近く下山を続けることになったので疲れがでてきたのでしょう。

きっと先に帰った3人も大変だっただろうねと心配しながら宿に戻ってみると、先に戻った3人は前を歩いている登山客をごぼう抜きにしながら走るように下山し、わたしたちと別れてから下山するまで1時間しかかからなかったということでした。コースタイムでは2時間以上かかる道。ほっとするやら驚くやら。ダンサー達の体力を改めて知る事になりました。

ともあれ、3日間の踊って飲んで喋っての那須合宿の一日に、有意義な山行ができたことは幸いなことでした。
さて、来年の那須ではぜひとも三斗小屋まで足を伸ばしたいところです。



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