たりたの日記
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2006年02月05日(日) |
礼拝堂でのコラボ&レコーディング |
昨日は文学の仲間と楽しいおしゃべりをしましたが 今日はダンス繋がりのミュージシャンと楽しいコラボでした。
礼拝の後、教会にギター弾きのみ〜さんと、フルート吹きのあゆが来て、「はぐくみ園」に送るための歌”With You Smile"の録音を手伝ってくれたのです。 手馴れたみ〜さんのお陰でレコーディングはつつがなくゆきました。 はじめ、楽譜が送られてきて録音を頼まれた時には、わたしにはとても手に余るボランティアだと頭を抱えていたのです。 それにしても、こんな短期間でコラボ&レコーディングが実現しとても嬉しい。み〜さん、あゆ、ほんとうにありがとう!
み〜さんのギターはその人柄の通りにとても温かく優しい音なので、わたしの歌がずんずん優しく、しっとりなっていきました。あゆのマラカスがテンポを保ってくれて暴走するのを留めてくれました。 ひとりで語り弾きしていた時は、単に威勢が良いだけのずいぶん乱暴な歌いっぷりだったのです。 ここをこう歌いなさいなどと言われなくても、相手の音楽から伝わってくるメッセージを受け止めると自分の音楽も自然に変化するものですね。 こうして人と合わせることで、自分の中に眠っていたものが引き出されるという体験はとても貴重です。 ダンスや文学の勉強会もまさにそうですが・・・。
知的障害を持つ方達と音楽の集いを持った時に感じたのは、彼ら特有な鋭さでした。どれほどまっすぐな気持ちを彼らに向けているか、歌ったり演奏している人間がどれほどそれを楽しんでいるのか、そこが見抜かれ、評価されると感じました。 こちらの側から流れ出るものがあってはじめて、彼らの歌いたい気持ちを呼び起こすことができるのだと、わたしに一斉に向けられた眼差しを受けて、身が引き締まる思いがしたのです。 それだから、熱狂的(?)に歌うわたしに、さらに熱狂的に返してくれた(踊りながら歌う人達もいました)彼らとの音楽の場面が深く心に留まっているのです。
今日録音した音楽はきっと受け入れられる― 施設の人達はきっとこの録音CDに合わせて、大きな声で歌ってくれるに違いない・・・ずいぶんな手前味噌ですが、そんな確かな気持ちが起こったのでした。
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