たりたの日記
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水曜日から金曜日までの間、わたしは友人の家に寝泊りして、そこの家に居候している中一の姪っ子の勉強をみた。
仕事というわけではないので、教師であらねばならないという気負いもなく、 その上、夏風邪をひいたのか、目まいはするわ、悪寒はするわという状況だったので、ふだんのテンションからすればかなり低かった。
しかしわたしの場合、そのくらいのテンションの方が中学生くらいには向いているのだ。幼稚園児に向かうようなハイテンション(彼らは文句なしにそれを要求する)だと、相手はうざったく感じるか、あるいはプレッシャーを感じることになるだろうから。 それに、友人の家に寝泊りしても、そこからジムには抜け目なく通う算段をしていたものの、体調不良でそれは果たせず、結果、その子のためだけに時間を使うということになり、そのことは良かったのだ。
実際、わたしの体力が持ち直してきた昨夜の夜は、案の状ぶつかって、Uはふてた。わたしに熱が入り過ぎるとこうなる。我が子も場合もそうだった。その昔、止む無くホームスクーリングをしたり、鈴木メソッドのバイオリン教室に通っていたばかりに、親が練習に責任を持つはめになり、我が子を教えるという場面が少なからずあった。そんな日々、つい熱が入りすぎては子どもを泣かせるか、怒らせるかした。(ゴメン!と今になって思うけど)
幸い、Uは朝になれば機嫌を回復し、勉強を続けることができた。 何とか無事3日間が過ぎ、Uが遅れを取った分はなんとか取り戻せたことにほっとして家に戻ってきた。
しかし、課題というのは、天から降ってくるものだなぁ。 子供のいない友人にとっては姪の面倒を見るという課題が降ってきたわけだし、娘や姪がいない(わたしには息子が二人と甥が5人いるが)わたしには、ひとりの女の子とかかわるという課題がふってきた。とうぜん、U自身も課題を抱えている。
どこかで人と親密に深くかかわることを避けようとしているわたしは、こういう形で宿題をもらう。ちゃんと人間やれ!と。 母親業が終わって、ああよかった、らくちん、らくちんと思っていたところだったんだけどな。わたしもまた育ち続けなければならないらしい。育てるのではなく、育つのだ。友人も、またわたしも。
あ、課題なんておおげさな事言っているが、降ってわいたような女の子の出現をうれしがってもいるのだ。女の子って、やっぱしかわいいし、近い。男の子とはまた違った母性本能がよびさまされる。
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