たりたの日記
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2005年06月10日(金) |
魂を語ることを怖るるなかれ! |
昨日半分まで読んだ「地球交響曲第三番 魂の旅」を読み終えた。 本によっては読み終えた後に、そこから果てしなく世界が広がることがある。まるでわたし自身の内に種が埋め込まれたように、その種が時間をかけてゆっくり育って行くという感触がすでにあるのだ。
「ワタリガラスの神話」を求める旅のこと。 写真家故星野氏はアラスカ先住民と日本人の祖先が同じルーツを持つのではないかと直感し、その神話を深く探ろうとしていた。映画監督龍村氏は、さまざまなシンクロニシィー(偶然の一致)に導かれつつ、星野氏の探し求めていたものを、目には見えないものを映画にしようと進んで行く。行く先々に必要な人物が与えられ、ひとつのところへ向かって扉が開いていく。紛れもない事実を語った文章だが、それはファンタジーよりもさらにファンタジーに満ちている。
「ワタリガラスの神話」を語るボブ・サムの 「魂を語ることを怖るるなかれ!」“Don't be afraid to speak about sprit!”という声がお腹にズシンと響く。
<ワタリガラスの伝説 クリンギットインディアンの古老の言葉>より
今から話すことは、わたしたちにとって、とても大切な物語だ。だから、しっかりと 聞くのだ。たましいのことを語るのを決してためらってはならない。ずっと昔の話だ。どのようにわたしたちがたましいを得たか。ワタリガラスがこの世界に森をつくった時、生き物たちはまだたましいをもってはいなかった。人々は森の中に座り、どうしていいのかわからなかった。木は生長せず、動物たちも魚たちもじっと動くことはなかったのだ。ワタリガラスが浜辺を歩いていると海の中から大きな火の玉が上がってきた。ワタリガラスはじっと見つめていた。すると一人の若者が浜辺の向こうからやって来た・・・・・
つづきはアメリカ・インディアンの言葉のページでお読みください。
地球交響曲第1番から5番までのコンセプトや上映案内は映画「地球交響曲・ガイヤシンフォニー」のHPで知ることができます。 7月には青山の東京ウイメンズクラブで上映されるようです。第1番と第2番は7月9日。第3番は7月18日に予定されているようです。
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