たりたの日記
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| 2004年11月30日(火) |
夢の中でしか見たことのなかった景色があった! |
今夜は、11時くらいから、もうわけもなく眠く、 それなのに、なんだかパソコンの前を去り難く、 かといって、自分の日記を書くでもなく、 ほとんど居眠りしながら、日々巡回しているいくつかのサイトを回っていた。
で、はるさんの日記を読んで、おもしろそうな画家の話だなぁと思い、 そこでもう寝るはずだったのだけれど、なんとなく掲示板をクリックする。 と、そこに、親切にも 洋画家の遠藤彰子さんのHPが紹介されていた。
むむっ、これはナンダ! もう完全に目が醒めて、わたしはHPにリストアップされていた絵をクリックしながら、次々に見ていった。 スゴイ、スゴイ、スゴイ、、、とこんな具合に。 いったい何に惹きつけられるのかといえば、そのダイナミックな構図や、黄昏時の光線に照らし出されるような独特の光りをたたえた色調もあるが、 極めつけは、街のシリーズに描かれている遠景の細かい部分まで見渡せる、摩訶不思議な風景の数々。
あぁ、これって、夢だとは分かりながら、もっと良く、できるだけ長く見ていたいと必死で目を凝らす、あの、夢の中でしか見ることのできない、うっとりとするような、スペクタクルじゃないか!
夢の中ではおそろしくくっきりと、遠景のディティールまで見えていて、それを心に焼き付けたつもりなのだが、、夢から醒めてみると、そのくっきりした風景はたちまち、かき消されてしまう。 いえ、今の今まで、そういう夢を繰り返し見てきたということすら忘れていた。
思い出したのは、遠藤彰子さんの絵を見たからだ。 こんなふうにして、出会いたくてならなかったなつかしい風景に出会うことができるとは。 しかも、これは夢じゃないから消えてはいかない。 展覧会であれば、その場所を離れればもう、夢のように見えなくなってしまうけれど、サイトの中にある絵はいつも見ることができる。
それにしても、この風景を見る時に起こる、この独特な恍惚状態は、いったいなんなのだろう。画家はそのことを説明してくれるだろうか。 わたしと同じ気分に、みななるのだろうか。
こんな夜更けに、ちょっと興奮している。
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