たりたの日記
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2003年12月24日(水) |
2003年のクリスマスイブ |
去年のクリスマスイブはどんなふうに過ごしたのだろう。 キャンドルサービスに出た以外は記憶にない。 日記を紐解いてみると22日から27日までがブランク。 そういえば、このあたり、いろいろとすったもんだがあり、日記どころではなかったのだった。
そういう意味からすれば、今年のクリスマスイブはなんと平和だったことだろう。今後、紐解きたくなった時のために、今日のことを書き留めておくことにしよう。2003年のクリスマスはもう2度と来ないのだから。
朝、アドベントからこっち、ゴザンスや心太日記に投稿したクリスマス関連のエッセイ、詩、ストーリーをまとめてプリントアウトする。この一ヶ月ばかりの間に、7つもクリスマスをテーマに書いている。
2,3日、寮から戻ってきていた次男のMが寮に戻るというので、昨日の残りのクリスマスケーキを朝食といっしょに食べさせる。このクリスマスケーキはなんと長男Hから我が家へのプレゼント。 洗濯、掃除をすませ、昼ごろ起きてきた長男にブランチをあてがい、午後一時半に家を出る。
クリスマスイブなので、郵便局からユニセフへ寄付金を送る。 ユニセフから送られてきた募金案内には 「3000円で409人の子どもの命を救う方法があります。」 と書いてあった。 いくらわたしが3000円ほどのお金を送金しても、10秒間に3人の子どもが病気や栄養不良のために命を落としているという現実は変わりはしない、でも何もしないよりはいいと言い聞かせながら・・・
2時半、大宮駅で友人のFと待ち合わせ。遅いランチをしながら、1年間の反省会。お互い、ジムに現をぬかしすぎた。来年の抱負も語り合う。わたしのは、書いたものを本にまとめたいという抱負。でも、これってここ数年、ずっと抱負にしつつ、実現していないのだが。抱負は抱負、実現可能かどうかは別として。
プレゼント交換の後、Fと別れ、時間調整のため、ベッカーズに入る。 今夜のキャンドルサービスで朗読するテキストを取り出し目を通したり、メールしたり、それでもまだ時間があるので少し早く教会へ行こうと店を出る。 改札口へ向かおうとしたところ、 「献血お願いしま〜す」 と、若い女の子たちが2人、声を張上げている。 今日はクリスマスイブだもの、献血日和というもの。 400ccの健康な血液をドネイション。
電車から降りて教会までの5分間の道のりは、いつのころからか、祈りの時間になっている。わずかなお金でも寄付できるくらい余裕があるということ。献血できるほど健康であるということを感謝する。若い頃は病気がちで、その後は貧血がひどく、貧血が解消されれば、コレステロールが高くて、とても差し上げられるような血ではなかったのだ。
7時から蜀火礼拝(キャンドル サービス)が始まる。 ろうそくの灯り、クリスマスキャロル、クリスマスのメッセージ、 8歳から続いているクリスマスイブの決りごと。 この中ではこれまで過ごしたいくつものクリスマスが、幾人もの人たちのことが思い起こされる。 過ごしてきた1年間を静かに振り返る時でもある。
さて、この日記を書いている今はもうすでに25日。
Merry Christmas!
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