たりたの日記
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2002年08月24日(土) |
掲示板を一時休止にする |
言葉の前で立ち往生してしまうことがある。 表面に出てくる言葉のその向こうに見え隠れしている感情の動きが言葉の意味とはことなる響きを持って同時にやってくることがある。 それは時折、その言葉を発した本人が全く意識していないことまでも伝える。受け止める方に問題があるといえばそれまでだが、いずれにしろ言葉がトリガーになってそこに予期しなかった不調和が生じる。
また私もそのような言葉をたくさん発してきた。自分の本当の感情をストレートに表現しないで、屈折した形で、あるいはカモフラージュして巧みに隠す。お笑いにしたり、詩にしたり、暗喩や直喩、またキーワードとなる言葉をちりばめてみたり、、、。
インターネットの掲示板のようなところでは、一対一の関係のコミュニケーションではないので、特にその傾向は強くなるのかもしれない。当然そこには誤解も生じるだろうし、意図せずして傷つけたりすることだって起こりうる。相手を傷つけたりまた自分が傷ついたりする度に、ネット上でのコミュニケーションの限界、あるいは落とし穴のようなものを見る思いがした。しかし、良い方で考えれば、そういう行き違いもお互いの本質をより深く理解する手がかりになるし、実際、そういうことを通して理解も深まってきたといえる。実際しばらく休んでいた掲示板を再開した時は、書き込みの言葉にわくわくし、人とネット上で交流できることの楽しさを再び味わってもいた。
しかし今日ここのHPの掲示板を一時休止の扱いにした。考えてみれば、掲示板をはじめにやすんだことの意味を私は十分に考えていなかったという気がする。そこにつまずきがあったからこそ休んだのに、なんとなくまた始めてしまった。ネットでの交流に深入りする傾向にある自分を見つめようとしたのだった。ネット依存症ともいえる自分をそこから離してみようと思っていたのだった。掲示板を一時休止にしたそのきっかけはまた別のところにあるものの、これはある意味でそういう流れに導かれたのだろうと思っている。またまたお勉強。
話たい時にはできれば顔と顔を合わせて話す、それができなければせめて電話で。さもなければ個人メールにすればいい。暗号や比喩ではなく真っ直ぐに相手に向かうことをこころがけよう。
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