| 2004年06月03日(木) |
◆追悼:ジャーナリスト橋田さん |
ジャーナリストの橋田さんが亡くなってしまった。 私は週刊文春のジャーナリスト「不肖:宮嶋」さんが大好きで 記事を楽しみにしている。 今、宮嶋さんはサマワの自衛隊宿営地にいて第1分隊を見送り、 第2分隊と一緒にいるらしい。 記事にも「まさか自衛隊でさえ入れ替わっているのに、 こんなに長くここにいるとは思わなかった」と書いている。 もちろん、その前はアフガニスタンにいて たぶん、橋田さんと同じ場所に多々居合わせていると思う。 橋田さんは自分で「戦場ジャーナリスト」と言っていたようだ。 そのジャーナリストの仕事をやめて、ムハマド君のむかえに行って 今回の事件にあってしまった。事件に会う数時間前に宮嶋さんに会っている。 急ぐ橋田さんを「今日は泊まって、明日の朝出発」にさせなかったことを とても残念がっていた。
人の死に会うと「もし、あそこでこうしていたら」と思うことが多い。 けれどそうならなかったことはやはり運命なのかと思う。 本当は別の便に乗るはずだった人が、墜落する飛行機に乗ってしまうとか 沈没する船に乗っちゃうとか、脱線する電車に乗ってしまうとか それは自分で「死」にむかって選択しているのであって 他の誰のせいでもないと思う。でも、残された人は死にむかわせた気持ちに なってしまう。
橋田さんの奥様は気丈に振舞われているが本当はとても悲しくて つらくて、もしかしたら後を追ってしまうんじゃないかと思ってしまう。 今は二人で描いた「理想の結末」を一生懸命演じているように見える。 彼女自身もジャーナリストであったことや、アナウンサーであったことが 「泣き叫ぶ自分」を人前に出すことを許さないのかもしれない。
橋田さんには安らかな眠りを。 宮嶋さんには無事の帰国を。
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