| 2004年04月25日(日) |
★クローン羊のドリー |
皆さんはクローン羊のドリーを覚えていますか? ドリーは1996年7月に生まれました。 彼女は6歳の雌の羊の乳腺の体細胞から採った核を元につくられた クローン羊です。そのドリーは2003年2月に安楽死させられています。 ウィルス性の灰腫瘍に罹っていたための処置だったそうです。 6歳と7ヶ月の生涯だったのですが元の細胞が6歳なので 実質12歳と7ヶ月、これは一般的な羊の寿命に近いそうです。
体細胞から核を採った場合染色体の末端に「テロメア」と呼ばれる 部分があるそうです。それはバスの回数券のようなもので細胞分裂の際に DNAが複製される度に少しずつ減っていきます。
そのため、普通に体細胞からの核を使うとクローンの細胞は 生まれた時からすでに年を取っていることになってしまいます。 (ドリーの場合は生まれた時に既に6歳) ドリーの直接の死因とは別に、早くから老齢の個体に見られる 関節炎を患ったりしていて、老化が早かったそうです。
現在は体細胞を取り出すときの状況で(休止期の細胞を採ったり) 長生きできるクローンもつくられています。
で、その年齢とともに減ってしまう「テロメア」を補充する酵素を 持っている細胞があります。 恐ろしい「がん細胞」です。テロメラーゼという酵素を持っていて そのためにがん細胞は生き続ける事ができます。 テロメラーゼだけをうまく取り出すことができたら 不老不死になるかもしれません。 (参照 週間文春:竹内久美子さんのコーナー)
やはり「生」は自然であって欲しいですね。 ドリーの後にもたくさんのクローン動物が作られています。 「ウシ」はおいしいお肉を同じように作るために、食糧難に備えるために などといろいろこじつけられてつくり続けられているようです。 ドリーにも他のクローン動物達にも安らかな眠りがおとずれます様に。
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