| 2004年04月02日(金) |
★鳥インフルエンザ報道について |
ここのところ様々な新型の病気が発生しています。 次々と報道される映像にいつも思うことがあります。 その病原菌の発生源とされる動物を処分している映像が あまりにもひどいもので、これを見せられた人たちは 発生源=諸悪の根源=処分という悲しくも悲惨な式が 頭の中に出来上がってしまうのではないかと心配な気分になります。
生きたまま袋に詰め、まだ動いているのにそのまま埋めてしまっています。 ある場所はひよこを(半分くらいもう死んでいるのですが)シャベルで 雪かきのようにすくっては袋に詰めています。
人間が食べるために育てられたのに、人間にとって良く無い病気になったからと言って あまりにひどい扱いです。 しかも朝に夕に何度も見せられる映像。 あの映像を見て「ああ、これで安心だ。」と 思う人たちがいるのでしょうか。 うつる病気=処分 この単純な図式が子供たちの頭にこびりつかないことを祈ります。 人間の中にもまだまだ未知のウィルスから不治の病は 発生し続けていくと思います。 そんな時にあの映像のように=処分、または差別にならないでほしいです。
あの鳥たちは人が食べるために養殖された鳥たちなんですよね。 人間が食べるために、人間が生活していく為に。 残念ながら、報道に使われた映像からはその生き物に対する感謝が微塵も感じられません。 おそらく、あの鳥たちを処分しなければならなくなった 養鶏場の人たちにはとてもつらい仕事だと思います。 「なんで病気なんかに・・・。」という腹立たしさもあるかもしれません。 でも、あの映像からは食べ物としての感謝はもちろん そういった悲しみや苦しみも感じられなくて 無残に殺していくだけのイメージしか受け取れません。 むしろ病気になったものは殺されて当然くらいのイメージです。 ウィルスの発生に関しては私の脳みそでは解明することは不可能ですが あの狭い区域にぎっしり鳥を詰め込むことによる鳥のストレス 衛生面での不行き届きがまったく関係していないとは言い切れないと思います。 鳥に食べさせていたものやむしろ管理していた人間たちが あの場所にウィルスを持ち込む可能性もあると思います。 SARSのハクビシンも本当にかれらがその発生源なのか? O-157は貝割れがいけなかったのか? AIDSは本当はどこから来たのか? その場その場のこじつけとも思える発言でみんな置き去りにしてきています。 斜に構えた見方をすれば 「本当は全て出所はわかっているのだが公に出来ないから代理の物を処分している」 のではないかとさえ、思ってしまうくらいです。 でもこれはあくまでも私の個人的見解です。
そして最も恐れているのは、あの映像を見せられた子供たち。(もちろん、大人もですが) 病気になったものは処分していいという 間違えた倫理を持ってほしくないと言うことです。 そしてそんな倫理を植え付けてしまいそうな報道体制を 今一度考え直してほしいと思います。 目から入った情報はそのまま脳にこびりついてしまうことがあります。 見たくなくても見せられてしまう、見せたくなくても見られてしまう。 テレビにはそういう恐ろしいところがあることをもう一度考え直した方が 良いのではないかと思います。 テレビを見なければすむ事かもしれません。 けれど、テレビを見てもらうことで生活している人もたくさんいます。 また身近になりすぎたテレビを見ない暮らしと言うのは今や考えられません。 だからこそ余計考えていただきたいと思います。
仮にあの映像をどうしても使うよう指示があったとしても あの鳥たちは人間が食べるために養殖していたこと 人間の都合で殺されていく鳥に対する謝罪と感謝の気持ちくらい アナウンスされても良いのではないかと思います。 視聴率だけを気にして衝撃的な映像だけで番組を盛り上げるのではなく 様々な情報を正しく、適正な表現で伝えてくれる報道・情報番組を 是非、作ってほしいと思っています。
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