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2005年10月05日(水)  ファズマニ@AX
<ART-SCHOOL>
1 Waltz
2 水の中のナイフ
3 BLACK SUNSHINE
4 スカーレット
5 MISS WORLD
6 イディオット
7 刺青
8 NEGATIVE
9 あと10秒で

イディオット、すごい好み。
木下くん、声出るようになったなー。
大ハコにも負けてない。


<the pillows>
1 Hello welcome to Bubbletown's Happy Zoo(instant show)
2 Ritalin202
3 ノンフィクション
4 HEART IS THERE
5 The Third Eye(new)
6 I know you
7 この世の果てまで
8 その未来は今
9 ハイブリッドレインボウ
en1 Advice

やっぱり昔の歌のが好きだなー。
「この世の~」はすごい気合。
そしてまさかの「ハイブリ」。
あのイントロのリフが聞こえて来た瞬間「!!!」と、鳥肌。
イベントで聴けるとは。
やっぱり大きい曲。



ピロウズのテンションがワンマン並みに高くて、
さわおさん、こういうキャラになったのかしらと思ってたのだが(笑)
通ってる方のレポなどを拝見したら、
そういう方でもそう思ったらしい。

ピロウズの前にモーサムが出たのだが、
これがすばらしく気合の入った演奏(向井風)だったのですね。
「未来は今」と「GREEN & GOLD」なんて、
動けずに固まって見てたくらいなのですが。
こんな数曲しか演奏できないイベントで、
これだけのものを即座に出せるようになったとは…と、
バンドの幅の広がりに感無量になっていたわけなのですが、

もし、あのライブを袖で見ていたら、
絶対に「よっしゃー負けてられん!!」と、思うはずじゃないかと。
もしそれが本当にそうだとして、
モーサムの好演がピロウズのテンションを引き出したのだとしたら、
対バンの意味はあったのだなーと思いました。
ちょっと言いまわしが難しいけど。

対バンには意味がある、と思っています。
その昔、54-71とスプリットツアーをやったとき、
54の演奏がそりゃあもう凄くて凄くて、
最終日なんてモニター無しで何かにとりつかれたような、
緊張感みなぎる「ギリギリのところ」を渡るようなライブだったんで
「正直こりゃモーサム食われたなー(苦笑)」と思っていたところ、
モーサムは本編はボロボロだったんですが(苦笑)、
あのラストでの名演「echo」があり。
(今でも自分内でこれを越える「echo」は無いと言い切れる)
あれが無かったら完全に54に負けてたなーってライブだった(笑)
あのツアーはとにかく「ギリギリ」って単語が似合うツアーだった。
普段仲がいいバンド同士なのに、
「絶対負けねー」みたいな緊張感がステージ上をほとばしってて、
相乗効果でテンションがどんどん増して、密度が濃くなって、
これこそまさに対バンツアーの意味があるなーと思ったのをよく覚えている。

同じような感覚を今年、MOSTとHEAD RUSHで体験しまして、
先攻HEAD RUSHがもう文字通り凄まじく、
やべえこれMOSTをも食ったかも、と思ったのですが、
案の定最初のうちはMOSTが、あのMOSTが軽く聞こえてきまして(!)、
うわあこんなことあるんか…と、ちょっとショックを受けたりもして。
ところが最後にMOSTはPhewさんの「人生初のギターソロ」を出すという、
とんでもない一手を出してきまして、
それがもうMOST史上に残る(というよりPhewさん史上にも)と思われる名演だったわけです。

個人的に、あんなに濃いMOSTは、
対バンがHEAD RUSHじゃなかったらありえなかったのではないかと思いました。

だからぶっちゃけると、
この間のMOSTは対HEAD RUSHの時よりも「薄かった」と感じたので、
(というか対HEAD RUSHがありえないくらいの相当な濃さだったんだが)
MOSTにリスペクトした、
言いかえれば胸を借りるようなセットで臨んでいたモサムはまだまだなのかな…
と、思っていたわけなのですよ。
(まあ単純にMOSTと対バンできて嬉しかったってのもあるんだろうけど・笑)

対バン効果。
名演をまのあたりにして、
「このままじゃ食われたままで終わる!」
って思わせ、それを越えるような演奏を引き出す。

そんな、思わず相手の本気以上を引き出すような、
モサムにはそういうバンドであって欲しいと思う。
だから、今回のライブは嬉しかったのでした。





余談として、
モサムはバンド内でそういう「食うか食われるか」があるから
(タケイさん目立っててモモさん水かぶる云々、のネタではなく・笑)
見ていてゾクゾクする面白さがあるし、
もう何年見ていてもあきることないし、
どんなに音楽性がコロコロかわっても全然気にならないんだと思う。
その食うか食われるかの△が真ん中を向いて、
ガツーンと何かがぶつかり合った瞬間。
目に見えない何かがそこにあるのを確かに感じた瞬間。
3人以外の誰もが立ち入れない領域を、ただ傍観するしかない、
でも目を離すことが出来ない、
そんな瞬間を心から愛しいと思うのです。
それは昔から全然変わっていないのでした。

って全然余談ぽくないな(笑)


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