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2005年08月26日(金)  emotionally unstable
朝起きたら母が具合を悪くしていた。
風邪とは少し違う様子。
めずらしく、頭が痛いという。
頭が痛いなんて言う事は滅多にないので心配になり、
居間で小さく丸まっていたので、
一度押し入れにしまった布団をまた敷き、
横になったら?と声をかけた。

母は非常にパワフルな人で、
常にアクティヴに動き、普通にフルタイムで仕事をし、
家事も完璧にこなすスーパーマザーである。
病気らしい病気もほとんどなく、
(ただし病気になるとたいてい大きい。入院とか)
どっちかっつーと私のほうが断然よく寝こんでいる(苦笑)
顔はそっくりだが、中身は正反対である(苦笑)

だから、そんな母が具合が悪いなんて言うと、
物凄く心細くなってしまう。
会社を休もうかギリギリまで迷ったんだけど、
今、全く当日欠勤ができるような雰囲気ではないため、
何かあったらすぐ電話してね、と言って家を出た。

電車の中で、後ろ髪を引かれる気分になった。
なんだか異常に心細い。大丈夫だろうか。
ちょっとつつかれたら泣きそうな気分になった。

エレベーターの中で同僚に会ったので、
今日は早退可能そうか?と聞いたら、
受講必須の試験があることを伝えられた…忘れていた…
普段は仕事中に携帯を見るヒマもないのだけれど、
事情を話してたびたび中座をする断りを入れた。

特に携帯にはメールも無く。

ようやく電話できたのは昼休み。
今は寝ていたけど病院には行けたよ、と母。
風邪と診断されたらしい。
ひとまず安堵。

でも仕事中も気になってしょうがなく。
できるだけ早めに切り上げて、いつもよりはやや早い時間に退社。
帰りに、スーパーで買い物を。
食欲なくても食べられるようなものを…とか考えてたら、
ヨーグルトとかバナナとかゼリーとかうどんとか、
なんかいろいろ手当たり次第に買ってた。
自分が幼い頃、かつてそういうものを用意してもらってたなあ、
と考えて、また泣きたくなった。
(私は非常に病弱だったので、その回数は多かった)

帰ってきたら、すでに帰宅していた父はのんびりTVを見ていて、
母はスヤスヤと寝ていた。
びっくりするほど安心した。


自分が調子を崩すより、
両親が体調を崩すほうがとてもめげる。
人間、年はとるのだし、両親は自分よりも長く生きてるのだから
当たり前のことなんだけど。

なんていうかさあ。
両親には、いつまでも元気で、
「お父さん」「お母さん」としていてほしいなんて、
思ってしまうのですよ。
弱くなってる状態を見たくない、なんて、
いつまでも子供でいたいワガママな考えなんだけれど。

でも、ここ何年かは、
いつもお参りする時に、
「まわりの人の健康」を、一番にお願いしている。
願わずにはいられなくなっている。




夏も終わるせいか、
情緒不安定なのかな。
母が風邪をひいて、こんなに心細くなったのは初めてで。
ぼそぼそと書いてみた。



外で子供が泣いてる。
ごめんねごめんねって火がついたように泣いてる。
かき乱される夜。



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