2001年06月23日(土) |
『ヘビィ スモーカー。』 |
彼は今日も煙草に火をつける。
街中、人込み、蒸し暑い空気。
青い空を仰ぐようにして
私はミネラルウォーターを口にする。
私を見てくれているはずの時間。
意識はどこにあるのだろうか。
私は彼の煙草を吸う仕草がとても好きだ。
煙草の匂いは好きってわけじゃないけど、
その仕草はなんだかとても色っぽいのだ。
灰皿の中に押しつぶされた煙草の数が多いほど、
一緒にいる時間が長かったということ。
明日も明後日も、
私は彼のその仕草を見る度に嬉しくなるし、
その事実を彼に言えないまま過ごしていくんだろう。
言ったら、喜んでくれるのだろうか。
ずっとずっと一緒に居たい。
■to be continued■→
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