風のうわさ 〜 のんびりと 風の向くまま きままに行こう 〜

「博士の愛した数式」は 川原泉っぽい

絶賛の書評を いくつも目にしたので、読んでみました。
小川洋子の「博士の愛した数式」
うわさに違わず、いい話です!

大事件が起こるわけでもなく、淡々とした物語なのに ジワジワと泣けてくる。
そして、さわやかに泣いた後は、ちょっと元気がわいてくる。
この感じは・・・、そうだ、川原泉のマンガに似てる!

ちょっと変わった数学者、シングルマザーの家政婦さんと できのいい子供。
(この設定からして、とっても川原っぽい)
小難しそうな数式も、ロマンあふれる講釈を読めば、なんだか仲良しになった気分。
さりげなく、料理の描写も 美味しそう〜。
この本に出会えてよかったと思える 1冊でした。
2004年07月04日(日)
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