青の錬金術師
昨日の美術番組で、思いがけず「錬金術師」の話を耳にしました。 「美の巨人たち」→ http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/index.html 3/27 「世界を巡った危険な色・プルシャンブルー」
青い絵の具が高価だった時代に、安価で上質な青色・プルシャンブルーが 錬金術師によって作られ、世界に広まり 美術史を塗り替えていったそうです。 作られたといっても、魔法や手品のように錬成されたわけではなく、薬品を混ぜているうちに 偶然に発見されたようですが。 マイセンの陶磁器の色も、おかかえの錬金術師達が 作っていたそうです。 錬金術なんて 胡散臭いものだと思っていたけど、科学者として 実際に活躍していたんだなと、見直しました。
ネットで調べて さらに驚いたのは、この錬成原理をもとに、サイアノタイプ(青焼き)が発明されたこと。 青焼きコピーといえば、建築や機械の図面に なくてはならないもの。 現代のハイテク文明を支える技術が、錬金術によって生まれたものだったとは・・。 遠い時代の 異国の錬金術師に、敬意と感謝を捧げます! |
2004年03月28日(日) |
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