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熱血青春日記(癒し系)
ゆう
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2006年09月17日(日)
お姉ちゃん

塾は辞めてしまったので、金欠生活です。
今はとりあえずバイトではないんですが、友達の弟くんの家庭教師やってます。友達から「私の弟を助けてあげて!」というメールを貰ったのです。なぜか報酬は食べ物です。この前は天麩羅で、今日はドーナツでした。天麩羅の時はおいしく頂いたのですが、後日になって「お腹壊してない? 天麩羅で具合悪くなってない?」と執拗に聞かれたので、毒でも盛ったのかあの女と少し不安になりました。
まあ、とにかく、家庭教師やってるわけです。

兄弟の居ない自分にとっては、それがどういう感覚なのかわからないのですが、話を聞く限りではとても楽しそう。兄弟がいるっていいなあ。僕は家に帰ると一言も喋りません。虚しいです。

今日も家庭教師やってきたわけですが、姉さん、つまり自分の友達は、弟くんを僕に取られてしまって遊び相手がいなくなり、ずいぶん退屈そうな顔をしています。今日はずっと隣で弟の勉強を見守っていました。あまりに暇そうな顔をしているので、
「三権分立の三権って何か弟に教えてあげな」
と振ってみたら
「えーっとね。司法権、立法権……消費者主権!」
と得意げな笑みで宣言してました。
「うん、行政権ね。勉強しなおせボケナス?」
と優しい笑顔で言ったら、
「おかーさん! 勉強しろって怒られたぁ!」
と泣きつき、あんた勉強の邪魔するんじゃないわよ、と小言言われていました。やかましい姉だ。その後も、弟が必死に問題演習やっているとずかずか部屋に上がりこみ、かまえだの遊べだの騒ぐ。姉さんは僕と同い年ですが、既に社会人なので勉強とか宿題とかもう過去の話なのだ。早く独立すれば良いと思う。

やっぱり兄弟なんていらないかもしれない。