すごくすごく日本の言葉が恋しい。 日本の音楽を聴いていると一滴もこぼさないように脳が飲み干す。 一つ一つの単語の意味をあたしの持っているカードと照らし合わせながら。 あたしの持っている言語と世の中の持っている言語に溝ができていたら それはあたしの経験と常識の溝なのかもしれない。 比較するものができるとどちらが優勢で、どちらが劣勢かと判断してしまう自分がいる。 あたしは言葉が好きでたまらない。こんなへんてこな感情は初めてだけど自分の言語、日本語に誇りを持つことができた。 今日話した言葉が明日につながって、今考えている言葉が「次」を作り出す。 言語の持つ意味、命、そんなのを考えるようになった。 人間だけに与えられた「優れた能力」は言語だと思う。 人間のくせに人間はくだらないことばっかりしてるな、なんて思ってたけど言語を通して人に出会うことはモルヒネ分泌量がはんぱなくて最高なのだ。 だからもっと自分の言語能力をあげたい。今のあたしには活字が足りない。 のどが渇いて仕方がない。もっと言葉を。
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