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■ 魔法使いハウルと火の悪魔
ハウルの動く城の原作ですよ。
旦那ちゃんが原稿を書いてる間 暇なのでずっと読んでました。
以下盛大にネタバレアリなので要注意。
カルシファーの「あんたなら大丈夫だよ」の意味が 原作を読んでやーっと判明。
ソフィーは魔女だったのね。それも物に命を吹き込む魔女。 (吹き込むつーよりは「その気にさせる」のが合ってると思うけど)
これの説明がないもんだから色んな物が中途半端。
呪いが複雑なのも、寝てる時は元の姿だったり 終盤になるにつれて姿がころころ変わるのも 全てソフィー自身の魔法のせい。
荒地の魔女に呪いを掛けられる前から 自分の呪いにかかってたんだろうね。
長女だからって言葉がソフィーを縛り付けてたけど それが呪いになってるなんて気の毒だよなぁ。
私も長女だけど、こればっかりは理解できないわ。
結構重要なポジションに居るキャラが 殆ど出てこないのも驚きかな。
出さない事で随分と話は削れるけど 物語としての厚みがなくなってしまった気がする。
カブの背景とか、ソフィーの妹たちの話。 荒地の魔女と王宮の階段を登るシーン。 異世界のハウルの家族等々。 勿体無いなぁ…。
映画に出ていても原作とは違う設定のキャラもちらほら。 荒地の魔女は美女だし、サリマンは女ですらないし。 マルクルなんて子供でもなければ名前も違うしさー。
カルシファーはあのまんまかな。 あの口の悪さは萌えですよ、萌え。
主役二人は…どうだろう。 ハウルは映画以上にナンパなキャラだし ソフィーはあんなに明るいお婆ちゃんじゃないかな。
全編通して必ずどっちかがイライラしてるから 読むのにちょっと疲れるかも…。
2004年12月17日(金)
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