日々日記
いちらん…ふるい…あたらしい
こんどは、『赤いおおかみ』という絵本を読んで、えぐえぐ言っている。
F.K.ヴェヒター作。
万年筆タッチの絵は、ガブリエル・バンサンに似通うものがあるなぁ。
ああ、絵だけじゃない。取り上げている内容も近いかも。
犬はね、犬はこんな風に硬派な口調で話したりしないのよ! そんなの分かってる。
でも泣ける。
なんだろうねぇ、数奇な運命というか、生まれ落ちた運命を受け入れていくというか、 誰かと、そして自分の誇りのために、とても気高く生きる犬の話なんだ。
そこにはごく自然に「覚悟」というものが描かれていて、 その犬の覚悟は最後に完遂されるのだけど、その姿があんまり気高くて泣いた。
彼を止めることはできん。誰にも止められないですよ。
そんで、それでいいんだ。というお話。
ずっと気になってたんだけど、高くて買うのを躊躇してたら、売ってなくなっちゃって あわあわしてたらマーケットプレイスで出品されてたので速攻買った。
いやはや。あー、もう。泣かさないでよ。
inu-chan
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