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2007年07月15日(日) ISCAR第1回国際アジア大会のご案内

9月6-7日の日程で武蔵工業大学を会場として、ISCAR第1回国際アジア大会が行われます。大会テーマは「活動、学習、人工物のフィールド研究とデザイン」です。

ISCARとは"International Society of Culture and Activity Research"の略称です。2年前、スペインはセビリアで第1回大会が行われました。3年に一度の開催となっているため、第2回は来夏、アメリカ、サンディエゴのUCSDを会場として行われます。この学会の中心メンバーであるマイケル・コールや、ユーリア・エンゲストローム、ジェームス・ワーチなどは来日したこともありますし、訳書も多く発刊されていますから、ご存知の方も多いことと思います。いわゆる「社会文化的アプローチ」「活動理論」「状況論」といった諸アプローチの学会といった趣きです。今回のアジア大会は、この国際学会を1年後に控え、日本でプレ大会を開こうという主旨のもとに開催されるものです。

以下の学会サイトに詳細が述べられていますのでご参照ください。
http://dellx2.sv.yc.musashi-tech.ac.jp/iscar-japan/diary.cgi?no=15

ちなみに私は以下のような企画をたてました。

『「生徒指導/教育相談」実践への社会文化歴史的アプローチ』
企画者:松嶋秀明(滋賀県立大学人間文化学部)
話題提供:
  加藤 弘通(常葉学園短期大学 保育科)
  川俣 智路(北海道大学大学院 教育学研究院附属子ども発達臨床研究センター)
  大久保智生(香川大学 教育学部)
  松嶋 秀明(滋賀県立大学 人間文化学部)
  岸野 麻衣(福井大学 教育地域科学部)
【概要】
従来、学校場面では、非行・不登校といった「問題」は、その児童・生徒個人に原因するものとして考えられがちであった。しかし「問題」とはそれをみてとる視点を必要とするという意味で、大人との関係性に埋め込まれたものでもある。わが国においては、教科教育と、生徒指導・教育相談がわかれていないことが特徴とされることもある。本企画では、学校内で、教科教育場面だけでなく、生徒指導・教育相談といった諸実践を視野にいれて関わっている研究者を集めた。各々の発表を通して、学校で現在おこなわれている実践を、それを支えるモノ・制度・言説などに注目しつつ描き出し、あらためて生徒の呈する「問題」について理解を深めたいと考える。


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