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2006年05月18日(木) 質問紙実習を題材にライフストーリーを議論する

1限は3回生ゼミ。ライフストーリーとはなんじゃらほいということについて、ゼミ生の要約をききながら話する。ライフストーリーについてやったことない人たちに、話せっつってって、そら無理ですわな。

とりあえず、彼(女)らに体験があるのは、質問紙実習のこと。実証研究とその本に書かれていることと、その体験をリンクさせつつ、ライフストーリーが目指しているところをわかっていただく。まあ、数量的だ質的だとわけてもしょうがなくて、大事なことはなんでも同じだということかしらね。

それにしても、自分で質問紙について力説し、それを次の年には自らの手で脱構築していくというのは、いったいこの先生はなに無駄なことやってんだってことだよね。学生にしてみると。

でも、質問紙や実験計画法あっての質的研究だし、質的研究過程のない質問紙なんてただのパソコン教室だよね。「はーい、次に、オプションをクリックして、因子数を3に設定してみまーす」とかいって。

あとは、倫理のはなし。昨日の授業での「虐待」のことでも、倫理のことでも、「正しいこと」には限りがない。「正しいこと」は究極的には反論できない。が、まあ、そういわないで、ちょっとグダグダでナアナアな感じをだしてみたいですよね。というか、そうしないと精神衛生に悪いよね。

まあ、こんな話するのもオーディエンスへの基本的な信頼感があるからかもしれない。

3限目は人間文化論。家族療法について話す。他学科の子も多いのでヘビーなネタもなんだかなと思い『小早川伸木の恋』について。





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