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2005年05月27日(金) 生協食堂のプランなきデザイン

お昼に人間看護の生協に食事にいったらけっこう混んでいた。それだけではなく、まれにみるインターフェイスの悪さでびっくりした。まず、なんとなく学生が長蛇の列を作っているのだが、みな、なぜ自分がこの列に並んでいるのか分かっていない。

実際、前の子に「この列はどこにつながってるの?」と聞いてみたら、逆に「どこなんですかね?」と聞きかえされてしまう。みな、なんとなく列の存在を知覚して、並ばなければならないと思っているのだが、その列自体にはなんら根拠がないということだ。アフォーダンスの人がよくもちだす蟻塚(蜂だったかな)のように、プランなきデザインが達成されているわけである。

普通、生協食堂といえば「おかず」「ご飯」「麺類」などと領域が区切られていて、みなそこに並んでいくというのをイメージできる。おかずをとったら、必然的にご飯もとらないといけないといった制約はあるが、麺類の人はそこをショートカットすることができる。ところが、ここはそういうことができそうにない。列がショートカットをアフォードしていないのである。

しかも、ここにはサラダバーがあるのだが、これがまた要領が悪い。右から左へと流れていく列ができているにもかかわらず、サラダバーの皿はワゴンの左端につまれている。つまり、客はサラダバーのワゴンを一度行き過ぎてから、もどるという方法でないとサラダバーをとることができないという構造になっているのだ。親切な子が自発的に、左端にあるお皿をいくつかとっては後ろの列の人に渡してくれだしているしまつだ。

細馬さんとこのような諸点について話しながらお昼を食べた。バッドインターフェイスの実習に使えるとか、いま3回生のゼミでやっている観察に使えるとかいろいろ話す。待ち時間が長くてもそれなりに楽しめるものだ。




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