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2005年03月28日(月) 発達心理学会の2日目

僕はこれまた午後から、金子龍太郎先生にSOS子どもの村関連のシンポをひらくので呼ばれている。
話題提供者は金子先生に、僕、そして白百合の院生の御園生さんだった。それに奈良女の森岡先生がコメントをつけるというかたち。

御園生さんは、ここずっと里親制度を主として虐待問題にもかかわっておられる。里親は専門家ではない。普通のお父さんやお母さんが子どもを育てるのと同じようなものである。だから、被虐待児のように、いろいろ情緒的にふりまわしてきたり、攻撃性を誘発する子どもの子育てには当然のことながら大きな困難を感じる。その様子が、里親の生の語りからうかびあがってきて大変興味深かった。また、アメリカでいま最先端でおこなわれているトラウマ治療についての知見もなかなか興味深かった。

森岡先生からは、虐待というただでさえ重いテーマに対して、少しでも我々が明るくなれる題材を呈示するような研究をというコメントをうけた。たしかに、これまでの虐待理論はともすれば、かかわることが難しい側面や、立ち直るのが難しい側面ばかりを強調してきた。これは私たちの関わりを方向付けるものではあるものの、虐待児をなにかとんでもない困難のかたまりのようにみてしまうという危険性もまた考えねばならない。


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