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2004年12月27日(月) 痴呆と認知症

「痴呆」が「認知症」という呼び名にかわるんだそうな。
なんだか一般的な名前で、統合失調症のときほどはピンとこない。
統合失調症はたしかに、病気の性質に対するイメージを名前によって動かすことのできた例だと思うのだが、今回もそのようになるのだろうか。

どういう経緯でこうなったのか知りたい。

まあ、たしかに「痴呆」という言葉は、漢字からしてよくないし、病気自体がいろいろ負のイメージでばかり語られてきた歴史があるから、ともかく改名したのはいいのかもしれない。

実際、痴呆といえば、精神病院や老健施設といった選択肢がすぐに考えられるのだが、このこと自体が痴呆に及ぼす影響もあるだろう。

あまり専門ではないが、外部記憶と痴呆との関連についての論文を讀んだのを思い出した。お年寄りにとって例えば施設などに入所させることは、これまでの環境が提供していた情報を一切とりさってしまうという点で、痴呆の症状をより深刻化させるというものだ。「記憶」というような個に閉じられたようにみえるものでも、実際には環境との密な相互作用があるわけである。

(痴呆などからすれば次元が低い話になるが)日常生活において記憶力を高めておくというのは、生活をしっかりと構造化するということではないかと思う。それなりにみんな生活は構造化しているのだが、大事な情報はしっかりと残るようなかたちで構造化しておく必要があるのではないか。方向音痴の人は、前にその場所に駐車していた車とか、永続性のない対象を目印として覚えているので、環境が変化してしまうとまるで対応できなくなってしまう。このことと似て、記銘しようとした時に、変化に弱い環境の構造化(例えば、書類をそのまま積んでおくとか)をしてしまうと、こちらは覚えたつもりでも環境が少し動いただけでもう、その履歴を辿れなくなってしまう。

などと、いろいろこむずかしいことをいっているが、結局は「あの書類どこにいったかなー。大事なことが書いてあったような」といったことが気になっているだけなのだ。









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