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| 2004年11月27日(土) |
語りと、推薦入試と、パワーポイント |
江口先生の講演会。
野口英世の母親(しか)の手紙はなかなか感動的だった。ほとんど満足にひらがなも書けないのに、我が子の成功を喜び、心細いから早く帰ってきてほしいということを綴った手紙だ。
われわれは、ナラティブという観点からみれば、まったく上手でもなんでもないシカの手紙を、どうしてこんなに感動的に読むのだろうか。それは内容だけではないだろう。平板でうまく語られたものよりも、ごつごつとしておうとつや空白のあるナラティブのほうに迫力を感じるのかもしれない。
終了後、Mさんと、推薦入試の受験生はどうしてあんなに暗唱したみたいに語るのだろうと嘆く。上手に語られたものよりも、われわれはその人が生きた痕跡がきざまれているような言葉のほうが聞きたいのに、、、という話。これもまた今回の話と通じるかもしれない。
また、Mさんからは「パワーポイントは忘却をさそう。1枚前の内容を忘却させる装置なんだ」という名言もいただく。なるほど。
パワーポイントは自分の話を組み立てる時には便利な道具だが、かえってそれに縛られてしまう時がある。また、パワーポイントには自分の主張を視覚的にパッパと呈示していくには便利だが、例えば事例研究のように「味わう」というのか、長い時間をかけてじっくりと内容を共有しなければならない内容を呈示することは極端に不得手だと思う。パワーポイントの内容が無時間的なものだからしょうがないともいえるが・・・。
うまいプレゼンを考えていく必要がある。
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hideaki
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