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2004年05月04日(火) ホウゲン

人の話し方がよくうつる。

「関西人はどこにいっても関西弁」とよく言われるが、僕には無縁である。別にこがわりがないわけではないのだが・・・。

むしろ、周りに「え、関西の人なんですか」と驚かれることさえある。いわく「関西人は、どこにいっても関西人っていうじゃないですかー」である。どうも僕にはそんなにポリシーは備わっていないようだ。

真面目な話、臨床の仕事をしていると、その人の住む地域の言葉でしゃべったほうが、気持ちがつうじる感じがする。間のとり方や、声の抑揚、リズムといったものが似ているか、もしくは自分とあっている人と話す時は、内容はたいしたことがなくても、なんとなく分かりあえている気になる。

宮沢賢治の小説は、やっぱり「あめゆきとてちてけんじゃ」でなくてはならず、「雪をとってきて、賢治にいちゃん」では台なしなのと似ている。

まあ、そんなことはともかく、僕の場合は、いずれも他の地方の言葉を真似しようとして、徹底されていないから始末が悪い。

関東の人がしゃべる関西弁は絶妙に気持ちわるい。大学の時ももともとは標準語を話している人がいて、あわそうとしているのは分かるのだが、それならいっそのこと標準語で通してほしいと思ってしまった。なまじ似ているだけに余計に違いに敏感になってしまうのかもしれない。

直接言われたことはないが、僕もおそらく同じように思われたことがあるんだろうなあ〜。





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