※太鼓の音
いつものジャズダンスの先生を2週間振りに話をしてっていうか 例の雑談風の打ち合わせね。
「テラくん、前に渡してたジョージマイケル、カットね。」
「それから太鼓の後に三味線の曲あるやん。三味線の頭のシンセカットして 代わりにこれ入れて。」 「シンセいらんのですか?」 「うん、今回はこれ使おうって思って・・・」 「先生尺八入れるんですか〜」 「そう」
「これ、今日の稽古でしはります?」 「それ見て編集しますわぁ〜」
「尺八、1分12秒まで」 「三味線は頭のシンセをカットして前に引っ付けてっと」 「出来上がり!」
で帰り際に先生つかまえて、このMDに入れときましたんで 聞いといてくださいね。・・・
であくる日、
「テラ君、タイミングはバッチしOKやわ」 「でも、尺八と三味線のキーが違うね」
「やっぱ気になります?。僕も気になってたんですよ」 「でもやりようないですわぁ〜」
「しゃ〜ないな〜、私三味線の音アタマから動くようにするわ〜」 「そしたら違和感ないと思うし、お客さんは一回しか曲聞かへんし わからへんと思うよ」
「しゃ〜ないですね、それでお願いできます?」
という会話の後 とりあえず修正、尺八の音をピッチシフト(移調のエフェクト)で 4パーセント程下げて三味線に引っ付ける。 まずまずかな。
今度は尺八にタイムストレッチ(時間軸を変えるエフェクト)で 元のタイムに合わせる。
出来た!こいつはスムーズだ!!
※オープニング
オープニングの曲
曲の終わりに「ザー」っていうラジオのチューニング音が入ってる。
「先生、終わりどうしましょ?」 「最後、前列は足踏みしてて後列は前に出てくるから、そこでフェードアウトでいいよ。」
「じゃ〜とりあえず稽古見ますわぁ〜」
ダンサーが仰向けに寝ている。曲がはじまる。
「ここで緞帳!!」「ええっ、今ンとこかいな〜」「20秒くらいか」
「ここで立ち上がって」「ここでソロが入って」「ユニゾンになって」
で、いつが最後なん、もう曲あらへんやん おいおい最後まで踊ってるやん。
「先生、緞帳のきっかけ20秒でいいんですよね。」 で曲をかける。 「ここで緞帳!」えっ28秒。 横から講師の先生が、今ンとこは違うよ。今のところで立ち上がるんや。
今度は先生踊る時と同じようにねっころがる。で曲 「ここで緞帳」やっぱ20秒や。
先生いわく「おどらなわからへんわ〜」(爆)
「先生、踊り最後までついてるんで、何か考えますわ」 「うん、そうして」
作業開始!
最後のフレーズから後ろを波形で切って。 デジタルミキサーでMDに録りながら最後のフレーズで 徐々にリバーブを掛けると、一丁上り!
「先生、出来ました!」
※10曲目
「テラ君、10曲目の稽古するし見てくれへん?」 「いいですよ、時間言ってくれはったら見に行きますわぁ〜」
もらった音ネタを波形で見ながらタイムを確認して。
で稽古!
「明かりがついて音掛けてもらったら、ダンサー舞台の 両側からでます。」
「なるほど、なるほど」
1分、2分、ダンサーの右手が上って止まってる。
「ここで緞帳おろして〜」
「ええっタイムが全然違う!」
「先生、もらった音ネタ、クラリネットのソロがこのあと えんえん入ってるんですけど。」
「やっぱり短い?私も短い思てたんや〜」 「色んなバージョンあるからな〜これ」
で聞き比べ。
「やっぱ長いほうがええわな〜テラ君」 「そうですね、今のちょっと短いですわぁ〜」
曲は長いほうに決定!!
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