真夏の夜に君を連れ出す。ストローハットに薄色のワンピース。そんな君とドライブ。「何処に行くの?」「海がいいよね」海岸線に沿った国道を走る。「何処まで行くの?」「出来るだけ遠くへ!」あの頃の君は淋しかった?その頃の僕は淋しかった!車を止めて砂浜に下りる。二人で砂浜に寝転んで空を見上げた。降り注ぎそうな星空。打ち寄せる波の音。「ずっとこうしていたいね」「そうだね、ずっとこうしていよう」潮が満ちるまで、時が満ちるまで。