バイバイサンキュー
くだらない唄|彼方|飛光
どうしよう。 どうしよう。 一番当たって欲しくなかった予想が当たった。 悪い予感程当たる現実の皮肉さ、恐い・・・。 どうしよう。 どうしたらいい? 私は何が出来る? きっと、どうも出来ない。 私は無力だ。 何もしないで無力だと云っているくらい薄情な人間だ。 そして貴方が無事なら他の事はどうでもいいくらい酷い人間だ。 直接逢ってなんて酷い事を云うんだと、責める事も出来ない。 だって、恐いもの。 最悪だ。 大切な貴方に何の力にもなってやれない。 また以前と同じだ。 無能な私には、中身の無い言葉で責め立てる事しか出来ない。 知らなかった過去の事。 もうずっと笑った顔を見ていないって事は気づいてたのに。 バカだ バカだ バカだ もう何ヶ月も苦しんでいる事に気付かなかった。 ごめん。 一番大切なんだよ、なんてよく云えたものだ。 でも誤解しないで。 一番幸せになって欲しいのは紛れも無い君だから。 お願いだからどうにか救われますように。 忘れたらいけない。 なかった、事にするんじゃない。 ずっと覚えている事がなによりの救いだと想う。 きっと。 間違ってるのかな。 無責任な言葉は云えない。 いくらなんでも夢ばかりは見ていれないから。 現実、だから。 どうか、どうかどうかどうか、神様。 あの人を守って下さい。 幸せだと笑う日が来て下さい。 神様、今度ばかりは縋りついたっていいだろう・・?
貴方の無事を祈る事しか出来ない。 ごめん。
時間が無い。
|