徒然ハトニッキ
(映画編)

はとの不定期映画鑑賞日記。

2005年03月05日(土) フレンチなしあわせのみつけ方

監督・脚本・主演 イヴァン・アタル
出演 シャルロット・ゲンズブール/ジョニー・デップ

イクスピアリの”シーズン・オブ・ロマンス”というバレンタイン〜ホワイトデーの企画イベントでの再上映でした。カップルで観に行くには色々と気まずい気持ちになったりしないかしらん?
何組かの夫婦が登場してそれぞれの抱えた問題、それぞれの愛の形が描写されていく。特にクローズアップして描かれているのが実生活でも夫婦のイヴァン&シャルロット演じる夫婦。この夫婦の間に持ち上がった問題の答えは曖昧なまま映画は終わる。

私が以前聞きかじったことにはフランス人は”結婚”という制度にとても慎重であるということ。事実上夫婦関係であっても婚姻届を出しているカップルは多くはないらしいということ。自由恋愛を楽しむイメージのあるフランス人らしい話だと思ったが、この作品を観て、成程その分結婚という制度に関してはかなり堅い真面目な考えを持っていることがわかる。それは宗教観に基づくものだとは思うけれども、現代日本人の結婚観よりフランス人のそれの方がより重たそうだ。

恋愛→結婚ではあっても結婚生活と恋愛は必ずしもイコールではない。
この作品の英題は「…and they lived happy ever after」
でもまぁきっと夫婦生活がうまくいってる人は笑いとばせる作品かもしれないな。私は色々と考えさせられるところが多かった。

お話とは関係ないが、シャルロットのスタイリングが素敵だった。
キャメルのロングコートは日本人が着ると大抵やぼったくなるもんなのにスラリとした人が着るとこんなにも素敵なものなのか。あと化粧直しのシーンで使ってるパクトが(多分)ポール&ジョーでした。
イヴァン・アタルは顔でかいけどセクシーだ。
素敵な夫婦ですこと!
夫婦揃って夜遊びって憧れるなー


 BACK  INDEX  NEXT


はと [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加