カン違いで反省っ! - 2005年05月16日(月) 私、以前に 東京「オペラの森」で上演された 小澤征爾さん指揮の、R.シュトラウス「エレクトラ」の演出のことで (演出は当代気鋭の若手、ロバート・カーセン) 前に見た蜷川幸夫さんがBunkamuraで上演した 大竹しのぶ主演の舞台「エレクトラ」のパクリじゃないか? みたいなことを書いてしまったのですが、 これは大いなるカン違いでした。 というか、無知なことを全国ネットでさらしてしまい とっても申し訳ありません。 ああ、恥ずかしい。 私は、あのエレクトラの後ろで絶えず踊ったり歌ったりして 彼女の心理状態を表現している黒いワンピースの女性の群れのことを言ったのですが、 これってギリシア劇における いわゆる「コロス」って役割の人たちですよね。 カーセンにしても蜷川さんにしても ギリシア劇の原点に立ち返ってこの「コロス」を使っただけだった。 何でわかったかといえば 先日、新聞でやはり蜷川さん/Bunkamuraの制作した (そしてやっぱり大竹しのぶ主演の) 「メディア」の批評を読んでいて、ハタと気がついたのでした。 ただハズカシついでに負け惜しみ言うけど、 オペラの森での「エレクトラ」の時は そういう変わった演出だった、というようなことしか紙面には書かれてなかったぞ。 どこの評論家のセンセイも「コロス」には触れてなかった。 ...
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