ある音楽馬鹿の徒然カキコ♪...みゅう太

 

 

夕暮れの豆腐屋 - 2005年02月17日(木)



昨日、出先から直帰したので
いつもより早い電車に乗り、まだ明るめの駅におりました。

このくらいの時間に帰る、っていいですね〜。
まだ買い物帰りの主婦や学生なんかが多くて
全然雰囲気が違う。


そんな中、駅前に豆腐屋さんがいて
ラッパを吹いていました。



ぱぁ〜 ぷぅ〜 ぱぁ〜



お〜、ひさしぶりだな〜豆腐屋なんて、
とちょっと感慨にふけっていたのですが
あれ?ふとなんか違和感が。


なんだろう? あのラッパ、ちょっと豆腐屋らしくないぞ。



もう2〜3度聴いていて、その疑問は晴れました。



「ぱぁ〜ぷぅ〜ぱぁ〜」
の最初の「ぱぁ〜」は音階にすると大体Gの音。
つまり「ソ」ですね。


次の「ぷぅ〜」の音は、普通私たちが聴きなれている音だと
A-b、「ラ」のフラット(半音さげる)なのだけど
この豆腐屋のラッパはただの「ラ」、フラットしてない「ラ」だったのです。


この違いは大きい。
字だけで書いているとどう違うんだ!?
って感じですが、うーん、聴けば一目(聴)瞭然。
どうしようかな…



…例えば
「さいた、さいた」の歌を歌うとしますね、
あれはご存知の通り「ドレミ〜、ドレミ〜」という音階ですよね。


その「ミ」の音だけを半音さげて歌って見てください。


ほ〜ら、あの朗らかなメロディーが
急にワビシく、お葬式みたいな雰囲気に早変わり。
(これが「短調」)



つまりお豆腐屋さんのラッパって夕方、いつも寂しげに響いている記憶があるのに
駅前のお兄ちゃんのラッパは明るく爽やかに鳴っていた、というワケ。
(こっちは「長調」ね)





...




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